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モフッてモフモフ 俺たち チームニャンダバー!悪の秘密結社だニャン  作者: 枝豆子
1章 俺たち悪の秘密結社だニャン

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3 リーダー出陣! 若き猫への愛の試練だニャン

 悪の秘密結社チームニャンダバー。

 お猫様たちが、人間社会に悪の限りを尽くし、日々戦いを挑んでいる。


「クロッチ~、ごめんダニ 俺、自分で手伝いたいって言ったのにダニ」


「気にするにゃ、ダイフク 少しずつ慣れるしかにゃいニャン」


「せっかくリーダーが、俺も3丁目の喫茶店攻略を手伝うようにって許可して、くれたのに....... 俺、ビビってしまうダニよぉ」


「人間の手がにゅっと近くに来たら、どんにゃお猫様でも怖いニャン」


「俺も早くクロッチみたいに、勇気をもってお首を傾げたり ゴロゴロニャンできるように、ニャンダバーの一員らしいお猫様になりたいダニ......,」


ダイフクは、頭をしょんぼりと下げ、深い深いため息を吐いた。


「ダイフク、俺は一緒にいてくれるだけでも、こころ強いんだニャン!」


 クロッチは、ダイフクにおでこゴッチンをして慰めていた。


「ダイフク! 今日の貢ぎ物を持って帰るニャンよ」


「にゃにゃにゃ! 食べたいダニ だけど俺は活躍してにゃいから我慢ダニよ」


「俺、ダイフクのそういうところが好きニャン!」


 クロッチに励まされ、気持ちが浮上したダイフク。2匹のお猫様は、ニャンダバーの拠点へ帰って行った。




「合言葉を言うにゃあ」


「モフってモフモフ ニャンダバー!」


「ダイフクとクロッチ確認! 入るにゃあ」


 ダイフクとクロッチは、今日の報告をする為に、リーダーの元に急いだ。


 サビ柄の丸顔が凛々しいお猫様が、陽のあたるソファーの上でまったりとしていた。クロッチとダイフクの姿を見て、いつもの箱座りの体勢になった。


「リーダー!ただ今戻りましたニャン」


「クロッチ、ダイフク!おかえりにゃ」


「リーダー!今日の物資は、チーズでしたニャン」


 クロッチは、今日の貢ぎ物を報告した。ダイフクと持ち帰った貢ぎ物を、留守番中のお猫様たちの目の前にポトリと落とした。


「ダイフク!クロッチ!ありがとうニャン」


 お土産を貰ったお猫様達は大喜びで、2匹にお礼を言った。だけど、ダイフクはどこか寂しげな表情で、苦笑いをしていた。


 そんなダイフクの様子を見ていたリーダーは、クロッチに尋ねた。


「ダイフクの様子が、おかしいにゃ クロッチ、何があったにゃ?」


「リーダー.....、ダイフクは、人間の手が怖いのですニャン」


「人間の手にゃん?」


「3丁目の喫茶店で、貢ぎ物の白い乳が出され、俺の隣でそれを飲んでいた時ですニャン 女店員がダイフクの頭を、触ろうとしてきたですニャン。」


「いきなりかにゃ?」


「そうです。ダイフクは、最初警戒していたけど、初めて白い乳を飲んで、あまりの美味しさに、警戒を忘れてしまいましたニャン」


「それで、ダイフクはどうなったにゃ」


「いきなり見えた女店員の手に、怯えてお尻尾まんまる、シャーっと威嚇、女店員の手を叩き落として、ぴょんぴょんぴょんと斜めに3回飛んで逃げたですニャン」


「ビビったにゃ?」


「見事なビビりでしたニャン」


 お猫様の人間との邂逅にはよくある事象だった。リーダーもその事は、よく理解している。だから、誰もダイフクを責めることはしない。クロッチだって、最初は怖がっていた。


「ダイフクは、俺が女店員に実行していた魅惑のお猫様メロメロ作戦を、台無しにしてしまったと思っているんですニャン」


「ダイフクは、若いにゃ」


「俺が大丈夫と言っても、ただの慰めとしか受け止めにゃいですニャンよ」


「判ったにゃ! 明日は俺も一緒に行くにゃ」


「リーダー! ありがとうですニャン ダイフクもきっと喜びますニャン!」


「良いって事よにゃ! これもリーダーの務めにゃ」





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