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モフッてモフモフ 俺たち チームニャンダバー!悪の秘密結社だニャン  作者: 枝豆子
3章 オレッチ ただいまスパイ活動してるニャン

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25 逆プロポーズはミントの香り。お庭で見つけたチャイロの幸福論

「ちょっと、チャイロさん聞いてくださいな。アタシ、とんでもない辱しめを受けましたの」


翌日、小さなお猫様は、すっかり元気ではあったが、大事をとって病院に連れて行かれた。


「あんなことされたら、アタシもうお嫁さんになれないですの」


「安心しろって、オレッチもお尻にプスリとやられたニャン。オレッチもお婿さんになれないって思ったニャン」


「んまあ、それなら、アタシがチャイロさんをお婿さんに貰ってあげるの」


チャイロは、逆プロポーズに思わず赤面してしまい、思考が完全停止した。


「おむ、おむ、.........お、お婿しゃん?」


「ハイ、アタシのお婿さんですの」


小さなお猫様は、チャイロに体をぴったり擦り寄せた。


「チャイロさんは、アタシがお嫁さんでは迷惑ですの?」


「んな!お婿さんにしてニャン!お婿さんになるニャン!オレッチにお嫁さんでお願いしますニャン!」


『【モカ】【ミント】ご飯だよ~』


「あら、呼んでいるわ!チャイロさん、ご飯のようですの、いきましょ!」


「ハイ、ミントちゃん」


小さなお猫様は、あれから【ミント】と名付けられた。

今までは、知り合いのお猫様も居なかったため、名前というものがなかった。よって、【ミント】という通り名が、彼女の名前となった。


ミントは、あまりお猫様の常識をわかっていなかったため、チャイロが一つ一つ丁寧に教えた。


「ここは、3丁目の喫茶店で、男店員と女店員が、オレッチたちがいる2階で生活しているニャン」


「男店員と女店員は、優しい人間ですの。アタシ、お二人が大好きですの」


「オレッチも、男店員と女店員は、嫌いじゃないニャン。しかし、オレッチには、重大な任務があるニャン」


「重大な任務?それってなんですの?」


「今は、言えないけど、そのうち教えるニャン。ただ、言えることは、おうちの中のお猫様も、お外で生活するお猫様も、幸せに暮らせるお猫様生活を目指しいるニャン」


「チャイロさん、素敵ですの」


ミントが、そっとチャイロに寄り添った。チャイロは、ミントの鼻先に自分の鼻先をくっつけた。


「ミントちゃん、オレッチのお子様を産んでもらえますかニャン?」


「もちろんですの!」


ミントもお返しに、チャイロのほっぺたをペロリと舐め上げた。


「ミ、ミントちゃん!大胆ですニャン!オレッチ以外のお猫様に、お顔舐めたりしたらダメだからね!」


「わかってますの!チャイロさん大好き!」


「オレッチもミントちゃん大好きニャン」


2匹はお互いの体をぴったり寄り添って、尻尾を絡ませあった。


「オレッチ、玉無しの儀式受けなくて良いニャン。アニキ、オレッチお父さんになれるニャン」


まだ見ぬ自分の子供達に思いを馳せる。準備は、全て整った。あとは、ニャンダバーへ報告するためにお外へ出る方法を探すだけだった。


「ミントちゃん、近々、オレッチお外にお出かけするニャン」


「お外に?」


「うん、お外にも仲間がいるニャン。いつか、ミントちゃんにも紹介するニャン」


「チャイロさん以外のお猫様なの?」


「そう、オレッチのアニキや先輩お猫様...........はっ!ミントちゃん、浮気はダメニャン!」


ミントはクスクス笑う。


「チャイロさん!まだ紹介してもらってないのに、浮気の心配?面白いのね」


ムムムと唸るチャイロ。すでに独占欲丸出しのチャイロを、ミントは笑った。


「チャイロさんこそ、浮気は許しませんよ?」


「オレッチ?オレッチはミントちゃんだけにメロメロだニャン!浮気、絶対しませんっていうか、男のお猫様しか知り合いいないニャン」


さて、ミントにも報告した、後はどうすればお外に出られるかと悩んでいたが、この悩みもアッサリ解決出来た。


『【モカ】【ミント】どうだろう?気に入ってくれたかな』


「チャイロさん、お外ですの」


「うん、お外ニャン」


男店員は、お店の裏口にあたるお庭を大改造。お猫様がゆったりと過ごせるスペースに作り変えていた。


「チャイロさん、サラダバーがここにあります!」


お猫草が生え揃う大きなプランター。


「ここは、新鮮なお水がいっぱい飲めますの」


お猫様が落ちても溺れない深さの小さな池。鹿威しもついて、お水が循環する。

お猫様用の水飲み場だ。


登りやすそうな木も植えられ、枝からはブランコがぶら下がっている。ベンチや餌場も作られていた。お庭の外からも、お猫様なら入ってこれそうな窓も作られている。


『【モカ】、これでお友達がたくさん来てくれると良いね。もちろん、呼んできても問題ないよ。だけど、お外は気をつけて行くんだよ』


男店員の足に思いっきり体を擦り付け、親愛の表現を表した。


「オレッチ、ニャンダバーは悪の秘密結社だけど、男店員と女店員のこと、大好きニャン」


「チャイロさん、お友達連れて来てなの」


「ありがとうニャン!オレッチ、行ってくるニャン」


無事、潜入を果たしたスパイお猫様。チャイロは、新たな決意を胸に秘め、約1カ月ぶりとなるニャンダバーを目指し、歩き出した。



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