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モフッてモフモフ 俺たち チームニャンダバー!悪の秘密結社だニャン  作者: 枝豆子
3章 オレッチ ただいまスパイ活動してるニャン

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24 恋の鐘がリンゴーン!チャイロ支店長、お嫁さんを迎えるの巻

チャイロは、本日ニャンダバーのチャイロ支店として設置された。お猫様タワーの一番てっぺんで、男店員と女店員、そして突然現れたチビお猫様の様子を見ていた。


『お父さん、【モカ】超警戒してるよ』


『先住猫は、新しい猫にヤキモチ焼くって言うけど、【モカ】は大丈夫だと思うんだけどなぁ』


『そうだと良いけどね。よし、毛が乾いたっと。...........うわぁ、めちゃくちゃ可愛い!少し青みがかったグレーで、ロシアンブルーみたい』


『【モカ】のカリカリをお湯でふやかして冷ましてみたんだけど、食べるかな?』


小さなお猫様の前に、小皿がそっと差し出された。鼻をピクピクさせて、ヨタヨタと小皿に近づいていく。


『................うゎ』


『しー..........』


しばらく匂いを嗅いだ後、ピンク色の小さなベロでペロリと舐めた。


思わず声が出そうになって女店員は、両手で口を抑える。男店員は、人差し指を唇に当て、静かにするようにと促した。


静かな空間で、ピチャピチャと小さなお猫様の舌を動かす音だけがしていた。


空腹が満たされたお猫様は、ようやく顔を上げた。周りを見回し、お猫様タワーの一番てっぺんにいたチャイロと目があった。


リンゴーン、リンゴーン


チャイロの頭の中で、鐘が鳴り響いた。


「.....んはっ!今、オレッチの頭の中で鐘なったニャン!オレッチ、変なお顔になっていなかったかニャン?むー、お顔がぽっぽするニャン」


『お父さん、この仔、女の子みたい』


「あなたは、だあれ?」


お猫様タワーのてっぺんにいるチャイロに、小さなお猫様は声をかけた。


「オレッチ、オレッチ.........」


どう返事を返したら良いのかわからないチャイロは、モジモジしてしまう。


『お父さん、この仔も飼ったらダメ?』


『【モカ】が許可が降りないとダメ』


「アタシ、この人間に助けられたの。ずっと、だれもいなかったから、寂しかったの」


「オレッチはチャイロ」


「チャイロさんって言うの?ご飯を分けてくれてありがとなの」


「オレッチじゃないニャン、そこの男店員が用意したニャン」


「でも、チャイロさんは、黙って食べるのを見ていてくれたもん。だから、やっぱり、ありがとうなの」


笑ってお礼を言う小さなお猫様から、チャイロは目が離せなかった。


『お父さん、2匹とも良い雰囲気よ』


『そうだなぁ、ちょっと【モカ】とお見合いさせてみるか』


男店員は、むくっと立ち上がり、お猫様タワーに近づいた。


『【モカ】?ちょっぴり挨拶してみるか?』


チャイロを抱き抱え、小さなお猫様の側に連れてきた。


急に距離が近づいたため、チャイロ固まって動かなくなった。


『おっと、急に近づけすぎたかな?』


距離を放して、チャイロを床に降ろした。小さなお猫様は、チャイロのトコトコ近づいた。小さなお鼻を近づけて、チャイロの匂いを嗅いでいく。


「は、恥ずかしいニャン」


「チャイロさん、お日様の匂いがするの。アタシ、この匂い大好き」


チャイロは、俯いてしまった。少し近くになったチャイロのおでこに小さなお猫様は、自分のおでこをごっちんとくっつけた。


「大胆ニャン!君、オレッチどうしたら良いかわからないニャン!お胸がバクバクするニャンよ」


「チャイロさん、アタシと仲良しさんになって欲しいの」


上目遣いにチャイロを見上げた。


「んな~!オレッチ、オレッチ、オレッチ」


壊れたレコードにようになったチャイロは、おでこやほっぺたを小さなお猫様に擦り付け始めた。


『んーむ、ニャンコも恋に落ちる瞬間って、わかるんだな』


『【モカ】のお嫁さん、決定だね』


二人は、じゃれ合い始めたお猫様たちを、優しく見守っていた。


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