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モフッてモフモフ 俺たち チームニャンダバー!悪の秘密結社だニャン  作者: 枝豆子
2章 悪の秘密結社 活動報告ニャン

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11/25

11 月下の猛特訓! 必殺・腹見せと泣き虫の親友

「リーダー、潜入する前に一つお願いがありますニャン」


「お願いってなんだにゃ?」


 チャイロは、リーダーの側に立って耳元でヒソヒソ話した。


 リーダーは、目をまん丸にしてチャイロのお願いを聞いた。瞳をまん丸に開いて、チャイロのお願いにお耳をピンと立てる。


「そんなお願いで良いのかにゃ? 欲がないにゃ チャイロ」


「凄いお願いだとオレッチは思うんですけどニャン.......」


「悪い悪いにゃ! いじけるにゃ。そのお願い叶えてやるにゃ」


「恥ずかしいから、みんなに内緒でお願いしますニャン」


「わかったにゃ」


「リーダー! ありがとうございますニャン」


 チャイロは、何度も何度も頭を下げてお礼を言った。


 チャイロのお願いが何なのか、お猫様たちはリーダーやチャイロに聞くが、頑として2匹が教えてくれることはなかった。二匹だけが知るチャイロのお願いだった。


 チャイロの潜入予定日まで、後一週間をきっていた。


 その夜、クロッチは、なかなか寝付けないでいた。


「お水でも飲んでこようかニャン」


 ニャンダバーの拠点は、すでに人間が住んでおらず廃墟となった空き家である。キッチンに蛇口は、壊れているのか水がポタリ、ポタリと垂れてくる。ダイフクがどこからか拾ってきたお椀を置いてあるため、有り難いことに、いつでも新鮮なお水が飲めるようになっている。


「今日は、お月様が綺麗だニャン」


 クロッチは、お月様を見るためにお庭に出た。チャイロと再会してあっという間の1か月だった。そのチャイロもまもなく潜入任務に出発する。


「クロッチも眠れないダニ?」


「ダイフクもかニャン?」


「チャイロも、ここ最近眠れないのか、散歩してくると言って、お外によく行くダニよ」


「最近ニャン?」


「そうダニ この前、お外に行こうとしていた時に聞いただダニよ」


 クロッチとダイフクは、チャイロも緊張して眠れない日が続いているんだろうと、この時は思っていた。


「クロッチ?向こうから何か聞こえてくるダニ」


「何か声が聞こえるニャン?」


「うーん、リーダーの声っぽいダニ? ちょっと行ってみるダニ」


 クロッチは、誘われるままダイフクについて行った。


「もっと、腰に捻りを入れるにゃ」


「はい!」


「頭はてっぺんが地べたに着くようにコロンとするにゃ」


「リーダー!これでどうですかニャン!」


「そう、その調子だにゃ 人間がメロメロになる瞬間は、腰が砕けて座り込むにゃ その時に頭をぐりっと地面につけるんだにゃ チャイロ、もう一回だにゃ」


「腹見せニャン!!!!!」


 物陰からこっそりとクロッチとダイフクが見ていると、背後からポンポンと肩を叩かれた。ビックリして声を上げそうになったが、尻尾がまん丸に膨らんだだけで、何とか声を出さずに耐えた。


「もう! シロジさん ビビったダニよ」


「しー、静かにするにゃあ」


「チャイロとリーダーは、腹見せの特訓をしてるニャンか?」


「気づいてないふりを、してやるにゃあ」


「どうしてダニ?俺も教えて欲しいダニ」


「ダイフクは、意外とニブチンにゃあ。まだわからないにゃあ」


「..........チャイロのお願い....」


「あ!」


「ようやくわかったかにゃあ。そっとしておいてやるにゃあ」


小さな額に汗を滲ませ、チャイロは、リーダーの必殺技[腹見せ]を習得するべく特訓をしていた。


「クロッチ、本番はオレもついて行くダニ」


「現場の見送りに、2匹はいらないニャン」


「俺がいないと、クロッチ泣いちゃうダニよ?」


「んな!......泣かないけど、ダイフクも来ても良いニャン」


「素直じゃないダニ」


3匹は、静かにニャンダバーの拠点に戻っていった。



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