表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

化学の世界

大雑把に書きました!

 十一度目は化学が進んだ世界だった。


 これまでの記憶があるから性格は暗く人間不信になっていた。

 不思議なことに精神的に壊れていなかった。

 希望を捨てきれていなかったから。

 壊れていないからこそ地獄なのに。


 人とは話さなくいつも暗い私に不気味さを感じ親は私を病院に連れて行った。

 身体的に異常は無いものの精神的に異常が有るとして精密検査が行われた。

 検査の結果、私が記憶を維持したまま生まれ変わったことがバレてしまった。

 記憶を見るくらい容易く出来る世界なのだ。


 親に売られた。


 施設に預けられ人体実験が開始された。

 実験内容は主に記憶に関してだ。

 脳に電流を流されたり、移植したり、削ったり。

 記憶を継いで生まれ変わったって所詮人間だ、死ぬ時は死ぬ。

 どんなに化学が進んでいようと、どんなに技術が高いだろうと私は死ぬ。

 最後に見たのは、脳が心臓が体が目が全ての臓器がいろいろなカプセルに浮いている私の体を技術者達が研究をしているところだ。

 突然停電してあらゆる機会等が停止し私は死んだ。


 それからも永遠に地獄を見ている。

 何十回、何百回、何千回と。

 数えきれない程の人生をやり直している。

 強く願っても変わらない地獄。

 壊れてないのが不思議なくらいの地獄。

 まだ諦めていない。

 心のどこかでまだ希望を持っている。

 助けなど無いのに、願っている。


 きっと現れるその時まで。

適当です、すみません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ