サボテンの花
サボテンの花は気持ち悪い。色味が奇妙で異質だ。遠ざけたい存在だ。僕はサボテンの花を見てこう思う。
しかし、サボテンの花は気落ちがいい。本人は気持ちよく咲いているのだ。太陽の下で、自分だけの色のままで。奇妙でも、その姿は魅力的で追いかけたくなる。
つまり僕が何て思おうと彼女は気にしない。彼女は自分の咲きたいように咲く。自分の心に従って、気持ちがいい。
僕だって、よく思わない人はいっぱいいる。でも、そんなのどうだっていい。周りが何て思おうが自分のやりたいことを見つけたいし、花を咲かせたい。僕にも小さい花はいくつか咲いている。すごく気持ちがいい。嬉しくなるし、自信もついてくる。あなたも、一歩外を歩いてみて、小さなサボテンの花を咲かせたら気持ちが晴れるかもしれない。