7話 風呂とかご飯とか
「ごちそうさまでした!」
ふぅー!美味しかったぜ!
「ごちそうさまってなにー?」
おぉそうかごちそうさまって日本でしか言わないのか。不思議そうにしてる魔女さん可愛い。
「これは私の故郷での食べ物への感謝の言葉のようなものです」
「そうなんだ、ごちそうさま!」
そして魔女さんは後片付けを始める。俺も手伝わないと!!
「魔女さん手伝います!!」
「シロありがとう。じゃあお願いします!」
二人で食器を片付け、二人で椅子に座る。改めて魔女さんみると、綺麗な金髪に、エメラルドグリーンの目で、すごく美人だなぁ。この世界の女性はひょっとしたらすごくレベルが高いのでは?
「私の顔にについてる?」
想いに耽っていると、魔女さんが訪ねてきた。
「あっいや!なんでもありません。」
おれは、手をブンブン振ってそう言った。はたからみても、なんでもないような反応ではないだろうけど。
「じゃあお風呂にしましょう!二人ではいっちゃいましょう!」
突然魔女さんがそう提案した。これはどうしたらいいか、正直入りたい。でも入ったら人として最低な気がする。
うわー悩むー。くそ!見たいなぁ…
「気恥ずかしいので…遠慮…します。」
理性の勝利や!!!
「ダメです!良いですか、仲良くなるのに裸の付き合いは必須なのです。いきますよ!」
俺の決意が無駄になった…。
………
「良い湯だったね!」
「は、はい…」
最高だったけど俺の顔は真っ赤になっているだろうな。
俺は布団入る。明日からは魔法の勉強だしっかりと寝とこう。俺は眠りについた。
次の日
目が覚める、魔女さんはまだ寝てるな、朝ごはんでも作っとくかな。メニューはオムレツとスープとパンにしよう!
「おはよう、え?シロご飯作ってくれたの??ありがとう!オムレツにスープ、スッゴ!!そんなに小さいのに料理できるんだ!」
「はい、なぜか分かりませんが作れました!」
高校の時料理にハマって作りまくってたから料理の腕には自信があるんだけど、10歳ぐらいの子供が作るには綺麗に作りすぎたかな、
「「いただきまーす」」
「おいしー!」
でも気にしてないっぱいな美味しそうにもりもり食べてるから。いいか!
「料理ができて、こんなに可愛いのにあんな目にあうなんて可哀想だよ…」
小さく魔女さんが呟いた。