6話 夜ご飯もりもり
「301号室ここがお客様の部屋です!」
親切に案内してもらい、俺たちは自分たちの部屋に入った。部屋はベットが二つ椅子が二つ机が一つ、お風呂とトイレがひとつずつあり、二人が住むにはちょうど良い広さである。
うむ、ここで一ヶ月生活は、悪くない!しかもこの美女魔女さんと共にとは、元の体だったら理性が大変なことになっていた。危ない
「シロ、今日はベットで休んでいて、疲れているでしょう?私は少し買い出しに出るから」
「はい、お言葉に甘えて、本当に何かは何までありがとうございます。」
魔女さんは、じゃあまた後でと言い残し外に出て行った。
さてどうしよう。とりあえず鏡の前に立つ。まじまじと今の自分をみる。綺麗な銀髪に、宝石のような蒼い目、雪のように白い肌。
うん、要するに美少女だね…。まぁ俺は、高校生くらいの年までいかないと、何も感じないぜ。
変に年頃の女の子になってたら辛かっただろうな、こういうのは不幸中の幸いて言ったっけな?
「そういえば魔法って、俺使えるのか?」
俺も年頃の男の子だ、ファイアボールとか、空とか飛んだりとかしてみたいのだ。
それに魔法使えたら、魔女さんの役にも、役に立てるかも。
それから1時間ほどして魔女さんがパンパンの紙袋を持って帰ってきた。こういう時にベットとか浮かした魔法使えば良いのにね。
「じゃあ夜ご飯食べよか!」
そう言われて外を見てみると、少し薄暗くなっていた。パンと、チーズと、サラダを食べた。うん、うまいうまい。
「お腹すいてたんだねぇー」
ニコニコしながら食べてるところを見られるとなんだか恥ずかしいものだなぁ。
ある程度食べて、落ち着いたので、魔女さんに魔法を習えないから聞いてみることにした。
「あのー、」
「んー?」
「私に魔法を教えてください!!」
ちなみに一人称は俺だと流石に不味そうなので、私に変更した。
「魔法か、良いよ教えても、でも魔法って適性がないと使えないんだよね、中にはどんなな頑張っても魔法が使えない人がいる。そこを理解した上で覚悟があるなら、明日からでも教えてあげるよ!」
「おっ…お願いします」
あんなに威勢よくお願いしたのに、返事がしょぼくて恥ずかしい…。でも俺も魔法が使えるかもしれないっていう思いで胸がいっぱいだ!
魔女さんは、相変わらずニコニコしながら、俺のことを見てる…あんまみるな!!おれドキドキするじゃないか!
ちなみに主人公はラノベとか結構読んでます。