第7章『やんごとなき方の、現代皇族住居ご拝謁にかかる協力』へん
取り急ぎ、続編を投稿いたします。
付き人がこのやうな上奏をした。
「陛下。うろ覚えではありますけれども、少し、陛下の末代に該当すべき方々の住居をご拝謁されてはいかがかな?」
やんごとなき方「苦しゅうない。」
「では、『空中』にてお願い申し上げます。」
やんごとなき方「相分かった。」
まずは、『東京都』にある、『自然』ゆたかな、皇族の住まい。
やんごとなき方「うむ。自然に恵まれておる感じがするな。」
「ええ。そのやうな印象でございます。」
やんごとなき方「周りとは、ずいぶん様相を異にしておるが。」
「ええ。ずいぶんと異なる様相にございます。」
やんごとなき方「この場所も、税金によるものなのか?」
「さやうにございます。…では次に…。」
やんごとなき方の付き人は、『ワープ』にて、別の皇族の住まいの『上空』に移った。
やんごとなき方「この場所は、どのやうな場所なのか?」
「この場所は、『平成』なる、陛下方の末代に該当すべきものの一が、『退位』したのち、住むと称し、整備した場所にございます。」
やんごとなき方「ここも、『江戸』か?」
「そこに大変近い場所にございます。」
やんごとなき方「ほほう。大変美しい場所であるな。」
やんごとなき方の付き人は頭を下げてこう言った。
「では次。」
やんごとなき方「うむ。苦しゅうない。」
やんごとなき方の付き人は、『ワープ』にて、別の皇族の住まいの『上空』に移った。
やんごとなき方「ここは、どのやうな住まいであるか?」
「ここは、『平成』、そして、現代におきます。陛下方のご親族の一の『仮住まい』なる場所であります。その名を、『〇〇〇〇』とすると伝えらえております。」
やんごとなき方は、顔をしかめられて、何もおっしゃらなかった。付き人は、このやうに言った。
「では、次。」
やんごとなき方「…有無…。」
やんごとなき方の付き人は、『ワープ』にて、別の皇族の住まいの『上空』に移った。
やんごとなき方「…ここは、ずいぶん…。」
「ええ。」
そこからは、『城』が見える。
やんごとなき方「ここに通すとは…。」
「ええ。この地の名を、『〇〇〇〇〇〇』と、現代では言うと伝えられております。」
やんごとなき方「たばかったか!!!」
やんごとなき方の表情は鬼の形相かといわんばかりの、怒りの表情に変わった。のかもしれないと付け加えておく。
やんごとなき方の何も申されなさたるやいくばくか。こうして、『やんごとなき方』の、皇族住居、空中観覧の旅は終えることとなった。
やんごとなき方は、『お戻り』になった後、このやうに申された。
やんごとなき方「何者がたるや、協力したるか?」
「さぁ、わたしには、分かりかねますけれども…。」
やんごとなき方「『〇〇〇〇』が何ぞ。『〇〇〇〇〇〇』が何ぞ!」
何もお伝えするすべもなく、付き人は、深々―と、頭を下げチラシ、
「何卒。何卒―!」
とお伝えだけした後、その場を後にした。
引き続き、ご愛読の程、よろしくお願い申し上げます。
ことそばらすか。