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やんごとなき方々の諸記憶  作者: ことそばらすか
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第38章 『よばれしもの、ふたたび』へん

とりいそぎ続編を投稿いたします。

やんごとなき方は、第32章、第33章で呼んだものをふたたびお呼びになった。


やんごとなき方「おう、来たか。」


招かれた男性「何用でしょうか?」


やんごとなき方「ずいぶんと…お前…。」


招かれた男性は頭を下げたままであったが、一段と下げて一礼した。やんごとなき方の付き人は、その者にたいして頭を下げたまま静止している。


やんごとなき方「ずいぶんと大義なものやもしれんな。」


招かれた男性「…なんとおこたえすれば…。」


やんごとなき方「…おまえ、しばし、ここにおらぬか。」


やんごとなき方の付き人は、やんごとなき方の方を向いて一礼した。


やんごとなき方「おお、そういえば、先日招いた折の…。」


とやんごとなき方は、やんごとなき方の付き人に問うた。


「『必要がない』と伝えられております。」


やんごとなき方「…そうか。」


やんごとなき方は、


やんごとなき方「相分かった。」


と云ふと、招いた男性を引き下がらせた。


招いた男性が引き下がると、やんごとなき方は、後ろを振り返り、先日用意した、ふたつの『台』をご覧になった。


やんごとなき方「…ずいぶん、嘆かわしい態様である。」


「仰せの通り…。」


そこで、『ワープ』が発生し、部屋をそのままに、『やんごとなき方』と『やんごとなき方の付き人』は、『うらぬす』という星へと連れていかれた。


やんごとなき方「絶句するほかない…。」


うらぬす「我が名は『うらぬす』。」


やんごとなき方「…どうお考えになるか。知らぬと思うか。」


うらぬす「ひかえよ。『ずれ』など生じておらぬ。」


『うらぬす』はそう云ふと、『やんごとなき方』、『やんごとなき方の付き人』のふたりを還らせた。


やんごとなき方「…やれやれ。」


やんごとなき方は、やんごとなき方の付き人のいる、出入り口の方をご覧になっていた。

ひきつづき、ご愛読の程、よろしくお願いいたします。


ことそばらすか。

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