第36章 『御前に常備可能な漢方薬と景福宮』
とりいそぎ、続編を投稿いたします。
やんごとなき方は、『〇根湯』をお飲みになり、しばらくすると、
やんごとなき方「…これは…常備可能であるな…。」
と仰せになり、『女官』に、本小説『第35章』で用意させた、やんごとなき方の背後の、『台』の右隣に、同じやうな大きさ、高さの『台』を用意するよう命じ、そこに『〇根湯』がいつでもお飲みに慣れるよう準備させた。
やんごとなき方は、その作業の間、ずっと下座の方に視線を向けられており、やんごとなき方の付き人が、やんごとなき方の手前より、その作業を眺めていた。
やんごとなき方「…して、何か話はあるのか?」
やんごとなき方のその問いに対し、やんごとなき方の付き人は、一度頭を下げた後、こう申し上げた。
「陛下。先般(本小説『第8章』)、『景福宮』をお見せした折にお呼びした者より、お話ししたいことがあると聞いております。」
やんごとなき方「…そうか。通せ。」
「ははぁ。」
やんごとなき方の付き人は、先般『景福宮』を見せた、『大韓民国』の女性を、やんごとなき方の御前に招き入れた。
すると、再び『景福宮』のミニチュア版模型と共に、その、高貴な衣装を身にまとった女性が入ってきた。
『梅の枝』は取り除かれていた。
やんごとなき方「…ふむ…して、何用か?」
やんごとなき方の付き人に、その高貴な衣装を身にまとった女性が耳元で何かを伝えた。
やんごとなき方の付き人は、その女性のはっした言語を、日本語に翻訳して、こうお伝えした。
「『このまま、しばし待っていて下さればよい』と仰せです。」
やんごとなき方「…ふーむ…。」
やんごとなき方は、一度、『女官』に新たに準備させた『〇根湯』の方に視線をやった。そして、こう仰せになった。
やんごとなき方「相分かった。」
ひきつづき、ご愛読の程、よろしくお願い申し上げます。
ことそばらすか。




