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第2章 『平安時代』へん
取り急ぎ、続編を投稿いたします。
ある時、やんごとなき方々の付き人をしていたものが、あわてて、やんごとなき方の元へ上奏してきた。
「陛下、『藤原道長』が、『藤原道長』がぁぁぁぁ…。」
やんごとなき方「どうした。騒々しい。」
「『藤原道長』が…俳句を詠みました…。」
やんごとなき方「おい。やめよ。控えよ。」
「次のようなものにございます。
『この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば』」
やんごとなき方「………。」
やんごとなき方はしばしお静まりになり、こう申された。
やんごとなき方「おい、お前。処分せよ。」
「ははぁ…。」
やんごとなき方「…そうではない。極秘にせよ。」
「は?」
やんごとなき方「『月』が『人参』を要求して来よるわ…。」
「生贄にございますか。」
やんごとなき方「…。」
やんごとなき方の付き人は深々と頭を下げ、その場を後にした。
引き続き、ご愛読の程、よろしくお願いいたします。
ことそばらすか。