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第18章『やんごとなき方の、宇宙たるひび』へん
取り急ぎ、続編を投稿いたします。
ある時、やんごとなき方は、やんごとなき方の付き人にことわりもなく、ひとりの男をお呼びになったさうである。
やんごとなき方「おい、お前。お前だよ、お前。」
ひとりの男「へ?わたしでございますか?」
やんごとなき方「そうだ。おまえだよ。」
その男は、ポカーンとしている。
やんごとなき方「『今ぞ知る みもすそ川の 御ながれ 波の下にも みやこありとは』」
ひとりの男「…その歌が何か?」
やんごとなき方「たわけか!」
やんごとなき方が云ふところなれば、その男は、やんごとなき方の威圧感に依りて、その部屋から吹き飛ばされて去って行ったと云ふ。
ちなみに、そのやんごとなき方は、決して誇張などされる方ではない。
引き続き、ご愛読の程、よろしくお願い申し上げます。
ことそばらすか。




