第15章 『やんごとなき方々、江戸時代の飛脚にご執心』へん
取り急ぎ、続編を投稿いたします。
やんごとなき方の付き人は、やんごとなき方により、江戸時代に連れていかれた。
そこは城下町。城下町を『空中』に立って、高いところから眺めている。
やんごとなき方は、かやうに申された。
やんごとなき方「ほれ、見よ。『飛脚』が忙しそうにしておろう。」
「ご容赦賜りたく存じあげるー。ご容赦賜りたく存じあげるー。」
やんごとなき方の付き人は、深々―と頭を下げてそのように応じるしかなかった。
やんごとなき方「之 如何様 為 可哉?」
「ご容赦賜りたく存じあげるー。御容赦賜りたく存じあげるー。」
やんごとなき方の付き人は、深々―と頭を下げたまま、そう応ずるほかなかった。
そこに、何者かが、一つの湯飲みに何かを注いで、やんごとなき方の付き人に手渡してきた。
やんごとなき方の付き人が、それをやんごとなき方に手渡すと、やんごとなき方がこのやうに問うてきた。
やんごとなき方「これは何ぞや。」
「陛下。これは、これは、『〇根湯』のやうでございます。」
やんごとなき方「『〇根湯』と言えば、『漢方薬』ではないか?」
「さやうにございますればー。」
やんごとなき方「はっはっは。これは趣深い。」
と高笑いをなさり、それを一気に飲み干された。
やんごとなき方「うむ。苦しゅうない。」
「有難きお言葉。何卒、何卒―。」
そう、やんごとなき方の付き人が答えると、場面は、いつもの、やんごとなき方の御前に代わった。
やんごとなき方の付き人は、再度、深々―と頭を下げた後、その場を後にした。
引き続き、ご愛読の程、よろしくお願い申し上げます。
ことそばらすか。




