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掌編小説シリーズ  作者: 藤泉都理
2019.6.
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あめあめふれふれ




 あめあめふれふれ。






 子守歌。

 最初の思い出は、己の呼気を隠すくらいの、心地よい音だった。

 

 遊び。

 大きな水たまりを見つけては、かけ走って、勢いを乗せて、飛び込む。


 コミュニケーション。

 おんぶをされて、かなり汗臭い匂いに耐えかねて、時折鼻を摘みながら、話をする。


 行動。

 傘で顔を隠しながら、入りませんかと上擦った声で言葉を出すと、渋る声の後に、よろしく頼むと言われる。 



 

 雨が好きだ。

 

 雨そのものが好きだからか、雨に伴った思い出が好意を持たせるのか。

 

 雨が好きだ。


 今この刻もなお。


 今の、この感情を隠してくれる雨が好きだ。




 ふれふれ。

 ふれふれ。

 

 雨よふれ。


 心地よい雨よふれ。














「返事はなんですかあーぁ!?」




(2019.6.30)



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