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掌編小説シリーズ  作者: 藤泉都理
2018.9.
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 迷い入った桜の花弁。

 そよぐ向日葵の大海。

 酔いしれる薔薇風呂。

 緩やかに流るる紅葉。



 眼前に在るのは、飲み慣れた緑茶とたくさんの細長く黄色い花弁を持つ食用菊。


 自然には、無理だよなあ。


 庭に降りて、食用菊の下に湯呑をスタンバイ。

 落ちて来るのを待つ事、五分。

 やはり、お猪口の中に迷い入る桜のようにはいかない。


 一枚千切って、湯呑の中に投入。

 緑茶に黄色が映える。


 うむ。風流である。



 

 外側が硬い羊羹。

 あんこたっぷりの塩豆大福。

 トロトロな蜜のみたらし団子。

 お芋の甘みが引き立つびっくりだんご。

 水分も甘みも豊富なお芋。


 この時期は特に、渋くて味の濃ゆい緑茶のおともに、毎度色々な甘味が駆り出されるが。 


 たまには、団子より花もいいものである。


 たまには、五感全てを使って、花を愛でよう。


 苦味の中に、ひとすじの仄かな甘みが浮き立った。






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