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掌編小説シリーズ  作者: 藤泉都理
2018.8.
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お年玉とお盆玉




 両の手を出してごらん。


 その通りにしたら、わずか数センチ上から、玉が落ちて来た。

 半分が赤色で、半分が透明のガチャガチャのカプセル。


 おとしだま。


 じいちゃんは笑って去って行った。


 毎年恒例だった。


 カプセルの中身は開けなくてもわかる、折り畳まれた白い紙。

 そこに描かれているのは、地図だ。

 毎年代わる代わる、お宝だったり、そうじゃなかったりする在り処までの地図。

 クイズ付き。




 さてさて今年は何だろう。

 そこに辿り着くまでがすごく楽しかったりする。

 自分で考えて。

 家族や親せきに尋ねて。

 違う地図を渡された兄妹や従兄と励まし合って一緒に探す出すのだ。




 両の手を出してごらん。


 言われた通りにしながらも、首を傾げる。

 お正月じゃないのに、


 そうして乗せられたのは、お盆に乗せられたカプセル。


 おぼんだま。


 じいちゃんは笑って去って行った。



 お盆に線と記号が彫られてあって、端に固定されたカプセルの中には鍵が入っていた。


 お盆にわざわざ掘らなくたってッて、ばあちゃんの小言を聞きながら、早速お盆に魅入る。




 これが、成人まで続く我が家系のおとしだまとおぼんだまである。






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