23/2264
帰省
黎明
黄昏
月食
日食
蛍火
朔
花火
ひとすじのひかり
またたくひかり
のみこむやみ
刻と季節を待つ以外、どうすればいいのか
花火をした。
暴発するんじゃないかってくらい暑い真昼間だった。
やるのも呼ぶのも普通はまだまだ日が傾いてからだと注意された。
けど、あいつの体内時計は狂っていたから、この時間帯でいいと思った。
付き合ってられないと言われたので、自分一人で景気よく火花をまき散らした。
装備は短パン半そで、麦わら帽子とキンキンに冷やされた濡れタオル、武器は花火にマッチ、水の入ったバケツ、そんなに飲めるわけないだろう大量の麦茶。
装備とも武器とも言えるだろうカチカチのドライアイス、ちっこいサイズ10個。
万全の態勢だった。
はずだった、
注意勧告はされていないだろう公園。
熱が遠のくか、日が蔭るかすれば、賑わうだろうそこに今は自分ともう二人。
花火も残りわずかと言ったところ。
そんなにいけない事だったのか。
不承不承ながら、お巡りさんに謝って撤収、しようとしたら家まで連行。
そこで待っているおまえに会うまでもう少し。
(たまには違う場所で会ってみたかった)




