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掌編小説シリーズ  作者: 藤泉都理
2018.8.
22/2264

風鈴とかき氷




 風に泳がされる

 水に覆われていながらも


 激しい速度に、続くはマグマが如き気泡

 微々たる速度に、続くは炭酸水が如き気泡


 空に飛び出して、初めて音を出す

 特筆すべきは、透明感と冷涼感

 響き渡るは、鋭利なガラスに囲まれているが故に


 キラキラキラ、と

 気泡に耐え損ねたか

 光を乱射させながら

 ガラスの破片が細かく砕け散る


 風に運ばれるでもなく、霧散するでもなく

 上へ下へと浮遊しながら、地へと向かう

 ただ一直線に、狙いを定めて


 地に落ち着いても、失うことなく

 積もり積もって、山を成す


 ガラスの山


 何も生み出さず

 何ものも寄せ付けない


 はずだったが


 風か、飛翔生物か、はたまた投げつけられたか、光の反射か


 荒涼とした山に色が付けられていく


 植物の芽吹きに

 動物の棲み処に

 風の悪戯に






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