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掌編小説シリーズ  作者: 藤泉都理
2019.12.
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クリスマスのかささぎ




 くれないのしずくが落ちてくる。


 時に柔らかく。

 時に静やかに。

 時に強く。

 時に賑やかに。


 しんりょくのちが受けとめる。


 常にやわらかく。


 くれないのしずくはしんりょくのちのうえにあるだけ。


 くれないのしずくとしんりょくのちはまじわらず。


 まじわりかなわず。 


 



「交わらなくても、」


「一時でも、見れたのなら」


「一時でも、触れ合えたのなら」




 クリスマスのイルミネーションによって、紅に彩る凍雨が、

 深緑の傘の上に、一時留まって、流れて、落ちて、消えていく。







(2019.12.26)




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