俺は帰る絶対にだ!!
はじめまして今回が初投稿です。
文章力 表現力が全然ないので読んでて分からないところがたくさんあると思いますがそこはあたたかい目で見守ってください。
そこには二つの影がありそれらは人の形をしていた。大きな影と小さい影をしている。大きな影には牙が生え目は飢えた獣のように鋭く筋肉は人ではありないほどに発達している。その化け物は叫びながら小さい影に向かって殴りつける。小さい影はそれを避けると手に持っていた身長と同じ位の大剣で大きな影の首を切り落とした。そうして大きな影の体は倒れ小さい影が暗い洞窟の中に一人で立っている。
小さい影は考える。なぜこんなところにいるのか。なぜこんなことをしているのか。なんでこんなことになってしまったのかを。
二週間前、俺こと本城 かずまは普通に学校に登校していたはずだ。その日は、まだ四月で寒い日が続いていた。
「さむっ こんなに寒いのになんで学校にいかないといけないんだ。あ〜布団に入ってもうひと眠りしたい。まったく、全然ゆとれないじゃん。今の時代ゆとり世代なんだよ。根性論なんて流行らないんだよ。ゆとり世代に謝れ世界」
そんな全てのゆとり世代と根性論に失礼な言葉をつぶやきながら登校しているといきなり後頭部に衝撃が走った。
「何バカなこと言いながら登校してるんだ。もっとシャキッとしないか。」
いきなり後ろから後頭部を叩いたこいつの名前は白雪 薫。黒髪ポニーテールで顔はキリッとした大和撫子だ。
「まったく、おばさんがどれだけ大変な思いでかずまを学校に通わせてると思ってる。おじさんが亡くなっておばさんも悲しい思いをしていると思うのに学費を払うために朝も夜も働いているんだぞ。な!の!に! なんだお前は!ゆとりがどうのこうのともっと気合いを入れろ気合いを!」
薫とは小さい頃からの友達で幼馴染みというやつだ。なので俺の家の事情には詳しい。
「分かってるよ。そんなことは…」
俺の、父親は10年前事故で死んだ。横断歩道を渡っていたところ飲酒運転の車に轢かれたらしい。残された、俺と母さんは父さんがいなくなりとても悲しんだ。だから母さんにはもっと楽な生活をしてほしいとも思うしいつか恩返ししたいとおもっている。だけど
「それとこれとは話が別だね。今の時代ゆとりなんだ。世の中がゆとりでいることを認めてるんだからゆとらないと損だね。青春を無駄にしてるね」
「はぁ、なんでお前はそんな風に育ってしまったんだ。昔はもっと素直ないい子だったのに」
「これもゆとりの所為だな」
「なんでもゆとりの所為にするな!」
なんだよ、最近の子供はなんでも妖怪の所為にしてるからゆとりの所為にしたっていいはずだ。
そんな、言い合いをしながら歩道を歩いているとトラックがいきなりこっち突っ込んできた。
危ない!!
そう思った時には薫を横へ突き飛ばしていた。目の前の景色がスローになりいろんなことを思い返す。
俺は死ぬのか
母さんを残して死ぬのか…
母さんともっと会話しとけばよかった。ありがとうくらい言えばよかった。親孝行したかった。
俺はいろんなことを悔やみながら目の前に迫るトラックを見ていた。
嫌だ!!死にたくない!
そして目を閉じて現実から目を逸らそうとしているとなかなか来るはずの衝撃がこない。
そうして、ビクビクしながら俺は目を開けた。
そこには剣があった。その剣は大きな台座に刺さっており黄金色に輝きまるで物語の一部からでてきたような幻想的で圧倒的な存在感がある。
しばらく、剣に見とれ惚けていると何処からか声が聞こえた。
『召喚システム完了 はじめまして私は聖剣です』
それは機械音に近い女性の声だった。
「せいけん?いやそれよりも何処にいるんだ!?」
『正確にはいるんではなくあるんだです。そして、あなたの目の前に私はあります』
「えっと…目の前ってまさかこの剣!!えっなになんか剣が喋ってる!!」
『世界を救うためにあなたをこの世界に呼びました』
「世界を救うって何から?この世界ってどういうことだよ!」
『私を抜いて世界を救ってください』
「話を聞け!!」
『私を抜いてください』
「無視かよ!」
『私をry』
「わかった!わかったからもういい!!」
なんだこの剣は世界を救ってだとか一方的に言いたいこと言いやがる。
そうしてゆっくりと俺は剣に近づいていった。
「やればいいんだろやれば……えっでかくね!長くね!いやこれ抜けんの!?」
そうこの剣近づいて改めてみてみたら身長と同じくらいあったのだ。いやいや抜けないでしょ。だって剣の持つところ俺の頭と同じくらいの位置だしどうやって抜けばいいんだよ!
『私を抜いてください』
「ああもう、やってやるよ!!」
そうして、俺は刀身の腹の部分を挟み込むようにして持ち力一杯引く。
「うぐぐぐ これ抜けるものなのか!抜ける気配が全くないんだけど!」
『私を抜いてください』
「こ、こいつ こうなったら絶対抜いてやる!うおぉぉぉぉぉぉ !!」
そうして力一杯引くことでゆっくりと剣が上に動いていった。
「オラァ!!」
意外と最後はゆっくりと抜けた。剣を両手で持ちあらためて見てると黄金色に輝いた刀身が陽の光を浴びてとても輝いている。
『これからよろしくお願いします。あなたの名前を教えてください』
「本城かずまだけど……てか、これからよろしくってどういうことだよ!!さっきの質問にも答えろよ!」
『落ち着いてください。今からあなたを呼んだ理由。この世界のこと全てお話ししましょう』
とりあえず説明してくれるらしいので剣を地面に置いて自分も正面に座る。
『まず、最初にこの世界はあなたのいた世界とは違う世界です。』
「いやまぁ…多分そうだろうとは思っていたけど…そもそも何が目的で俺を呼んだ。どうして俺なんだ?」
この剣の言うところの違う世界つまり異世界まぁ、ネット小説やらラノベやらを呼んでいたから想像はついたけどなんで俺なんだ。母さんには恩返しできてないしまだまだやりたいこともたくさんあった。なのになんで俺が……。
『それも含めてお話ししましょう』
簡単に説明するとこの世界は危機に瀕しているらしい。そして、その危機の原因となる悪の集合体とかいうのが無差別に人々を殺ししている。その悪を倒すために呼ばれたのが
俺だったというわけだ。
なんだよそれ!そんなお前らの都合に俺を巻き込みやがって。いや、それよりも俺は聞かなければならならいことがある。
「お、おいあと一つだけ質問いいか?」
『なんでしょうか?説明の詳細は後ほどあらためて説明いたします』
「俺が聞きたいのはそんなことじゃない!!俺が聞きたのは元の世界に帰れるかどうかだ!」
『元の世界ですか?それは私にも分かりません。私はこの世界に危険が迫ったとき異界から救世主を呼び出すために造られた人類救済システム。人々にはよくこう呼ばれます。聖剣と』
俺はその言葉が信じられなかった。いや、信じたくなかっただけかもしれない。
「ふざけるな!お前らの都合で勝手に呼び出しといて帰る方法がないだと!」
『帰れる可能性が無いというわけではありません。あなたが呼ばれた理由は悪の集合体を倒すことです。逆に考えれば悪の集合体を倒してしまえばあなたの使命は終わりあなたは帰れるかもしれません』
俺はその言葉に衝撃を受けた。まるでやることをやったら用無しでは無いかと………。
でも、それでも俺は帰るんだ!!
「わかった。やるよ、やってやるよ。そして俺は絶対に帰るんだ!!」
『では、これからよろしくお願いしますね…………マスター』
俺にはその女性のようで機械のような声が悪魔のように聞こえた。
小説って書くのにすごい時間かかりますね。1話書くのにすごい時間がかかりました
1日ごとに投稿してる人スゲー
これから上達していきたいと思いますのてアドバイス等お願いします。