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第三章 1話

2014/3/18の投稿です。次回の投稿は2014/3/25になります。


今回から三章の開始となります。


前回の話を閑話1としましたが、2以降は書いていません。3章の終わりくらいにまた書くかもしれません。

 公爵家の皆さんを見送った後、俺はトレーニングがてら走って廃鉱に向かっていた。


 その道中やけに冒険者の数が多いと思ったら、グレルフロッグ狩りに行く人達が居る事を思い出した。


 通り道だから様子を見て、俺もまた少し捕まえて行くか。


 そう思い立った俺は、アイテムボックスから胴付長靴を取り出して沼に向かう。





「人多いな……」


 沼に着いた感想がこれだ。多分見える範囲だけで100人以上は居るだろう。別の場所にある沼にも人が行ってるようだし、それ以上の人が集まってるのか……


 沼を眺めてそう考えていると、所々でツナギや胴付長靴を着ている人が目に付く。意外と売れてるみたいだな。


 そこで1つの集団が俺の目にとまる。5人組で、全員がツナギと胴付長靴を着用した集団。しかもその顔に見覚えがある。確か、ブラッディースライムを売ってくれたシクムの桟橋だったな?


 せっかくなので近寄って挨拶をしていこう。


 そう思って近づくが、何かあったのか? 少し不機嫌そうなカイさんを周りの人達が背中をたたいて気にするな、仕方ないと言って励ましている。


「こんにちは」

「ん? 君はあの時の、リョウマ君だったな。先日は助かった」

「いえいえ、こちらも良いスライムが手に入りましたから」


 そう言うと、前酔っ払っていたセインという男が前に出てきた。


「お前があのスライムを買ってくれた奴か?」

「はい、そうですよ」

「そうか、あの時はすまなかった。俺はセイン。あの時酒に酔って絡んだらしいな、飲み過ぎで良く覚えていないんだが……あのスライムを買ってくれて助かった。その上良い儲け話を教えてくれて感謝してる」


 なんかあの時とは全然雰囲気が違うな。酔ってた時はただの酔っ払いだったが、今は普通に真面目そうな人だ。


「お気になさらず。それより、何かありました? カイさんが難しい顔をされていましたが」

「問題って程の事じゃねぇんだが、少しな。その前にこいつらを紹介しとくぜ」


 そう言ってカイさんが視線を送ったのは、前回セインさんを運んでいった2人だった。カイさんはまず少し背の低い1人の肩に手を置いてこう言う。


「こいつはケイ、俺の弟だ」

「ケイです、よろしくお願いします」

「こちらこそよろしくお願いします」

「で、こっちが」

「ペイロンだ、よろしく頼む」

「よろしくお願いします」

「俺たち5人でシクムの桟橋ってパーティーを組んでるのは知ってるな?」

「はい」

「実はな、俺ら昔は漁師だったんだよ」


 漁師? それは良いけど何故いきなり? と思っていたら、シンさんが交代するようだ。


「悪いな、カイは説明が下手なんだ。ここからは僕が説明しよう」


 それから話を聞くとシクムの街はこの国最大の湖のほとりにある街の1つで、この国最大の漁村だという。


 そこで生まれ育ったシクムの桟橋の皆さんは元漁師だけあって網の扱いに慣れており、水ではなく泥の中での作業に多少の感覚の違いはあれど他の冒険者より楽に素早く、多くのグレルフロッグを捕まえられていた。


 ここ数日はそれで大儲けが出来たそうだ。そして今日も既に20匹以上の捕獲に成功していたのだが、捕獲したグレルフロッグを入れていた籠から少し目を離した隙に誰かにすり替えられたらしい。籠はギルドで貸し出されている物で、同じ物を持っている者が大勢居るので犯人がわからないそうだ。


「なるほど、獲物を盗まれたんですか」

「そうなる……かな?」


 その微妙な返事は何だ? と思っていたらケイさんが籠を持ってきて見せてくれた。その中には20数匹のグレルフロッグが居たが、どれも弱っている。その中の2,3匹は怪我をしていて虫の息だ。


「獲物の数だけで言えばすり替えられた後の方が多いんだけどね……」

「誰か下手くそが捕獲に失敗したんだろ。やり方が悪くて弱ってんだ。弱ったグレルフロッグは値が落ちるし、死んだら更に値が落ちる。今から街に向かっても途中で死んじまいそうなのばかりなんだな、これが」

「それを俺達の状態が良い獲物とすり替えられた」

「また捕まえれば良いのだけど、気分の良い事ではなかったんだ。それだけさ」


 なるほどなぁ……そうだ!


「皆さん、これ売るとしたら幾らになるか分かりますか?」

「ギルドに着いた時点で弱っていたら200スート、死んでいたら50スートまで値が落ちる。虫の息ならその間だそうだ。先日の事で身に染みたからな、下調べは万全だ」

「状態が良ければ1匹1000スートですよね?」

「そうだ、それがどうかしたのか?」

「なら、このグレルフロッグを1匹300スートで売って頂けませんか?」


 俺の言葉に首を傾げて聞いてくるシンさん。


「それは構わないが、良いのか?」

「ギルドに売るより高くなるから、こっちは得だけど……」

「損をするぞ?」

「ギルドに売るならそうでしょうけど、僕が個人的に使う分には問題ありませんよ」

「個人的に? 薬を作れるのか?」

「はい。解毒剤等に使えますから、常備薬として用意しておこうと思ってここに来たんですよ」

「そうか、こちらとしてもギルドより高く買い取って貰えるならありがたい」

「ギルドに売る分はまた捕まえりゃいいから、全部買い取ってくれ」

「ありがとうございます」


 こうして俺は、彼らから25匹のグレルフロッグを7500スートで買い取った。


「お前、凄いな……」

「前にスライムに小金貨を出してきた時も思ったが、よくこんな大金をポンと出せるな」

「あの店の繁盛ぶりを見れば納得できる」


 あ、俺の店に行ってくれたんだ。


「うちの店をご利用頂けたんですね?」

「初めは1度だけのつもりだったんだけど、安くて早くて手洗いより綺麗になるから結構頻繁に利用させて貰ってるよ」

「この沼の泥汚れがあるここ数日は毎日だぜ」

「初めは驚いたが、スライムも役に立つんだな。やってみると良い物だった」


 ほうほう、良い具合に常連になってるな。


「帰ってからの洗濯が面倒になりそうだぜ、俺らの街に支店を出さねぇか? 何なら漁業組合に掛け合って良い場所を紹介するぜ?」

「そういう話も時々ありますが、今のところはまだ支店を出せないですね」


 まだコーキンさん達を雇い入れたばかりだからな……


「確かに、そんな簡単に出せる物でも無いだろうしな。だが、もしシクムに支店を出す場合は連絡をくれ、店舗探し位は協力できる」

「漁業組合の伝を使えば、商業ギルドより良い場所を見つけられるかもしれねぇからな」


 商業ギルドより地域密着型の組織だろうしな、良いかもしれない。


「ありがとうございます、その時はよろしくお願いします」


 俺はそう言って彼らと別れ、廃鉱に向かった。







 廃坑に到着した俺はまずスライム達とリムールバード達をディメンションホームから出し、坑道に横穴を堀って生活拠点と調剤室を作った。棚などの家具も石製だ。これで当分は良いだろう。


 それからブラッディースライムとクリーナースライムだけを残して他のスライムとリムールバードは自由にさせた。作ったばかりの調剤室でグレルフロッグの処理をするからだ。弱っている奴は早く処理しないといけないし、一昨日乱獲したグレルフロッグもまだ処理してないからな。


 ちなみに一昨日乱獲したグレルフロッグはディメンションホームの中の石の水槽に入れてある。元気な状態で捕獲されれば、このまま1週間くらいは問題なく生きるのだそうだ。普通の薬師はそうやって時間を稼ぎ、稼いだ時間で少しでも丁寧な処理を行うらしい。


 しかし、俺にはブラッディースライムが居るのでそんな時間は不要だ。




 まず調剤室の床の隅に分離の魔法陣を描き、土魔法で石の器を分ける部位の分だけ用意する。そしてグレルフロッグをディメンションホームから取り出し、調剤室の片隅に用意した石の檻に入れる。初めは今日買い取った弱ってる奴からだ。


 そこから適当に1匹だけを取り出し、逃げようと暴れるグレルフロッグをナイフで仕留め、その傷口からブラッディースライムを入り込ませる。


 ブラッディースライムの血抜きが終わると次は解体だ。薬学スキルの知識に従い、淡々と解体し必要な各部位を分けていく。解体中には一滴も血が出て来ない、ブラッディースライムの血抜きは完璧の様だ。


 そして次の処理がぬめり・ゴミ取りだ。分けた部位を水洗いし、グレルフロッグの表面にあったぬめりや解体中に付着した汚れを取り除く。


 このぬめりがしっかり取れていないと品質が落ちるらしいが、このぬめりが非常に落ちにくい。しかもこの作業の際乱暴にやると内臓に傷が付き、これまた品質が落ちる原因になるので丁寧に、かつ出来る限りしっかりとぬめりを落とさなければならない。非常に大変で神経を使う作業である。普通に処理をするならば。


 俺はクリーナースライムに、各部位から滑りと汚れを取るように指示を出す。するとクリーナースライムが器ごと体内に取り込み、清潔化のスキルでぬめりを取り始めた。そして程なくして作業が完了した。早い、そして傷の無い完璧な処理だ。


 そして俺は処理の終わった部位から器を持って、魔法陣の所に行き水分を分離、急速乾燥させる。


 この作業は普通風と火の魔法を使う。風のみでも火のみでもダメだ。風だけだと内部の水分が抜けにくく、乾燥するまでに内臓が痛み初めてしまう事が多いし、火だけだと乾燥は早くても加減を間違えると薬効成分が変質して効果が落ち、下手をすると焦がしてダメにする事もある。


 だが俺の方法では火を使わないから成分の変質も無く、一瞬で乾燥するから痛みもしない。


 こうして処理されたグレルフロッグの内臓各部位を鑑定で調べると、詳細には全ての部位に全ての処理工程が完璧に行われたと出ており、当然全て最高品質だった。


 その後、黙々とグレルフロッグの処理を行っていく。その結果、今日買い取った25匹の内、19匹分を除いて全てが最高品質の状態に処理された。


 尤も質が落ちた19匹分も高品質で、十分に使用に足る物だけどな。


 品質が落ちた原因はどうやら弱っていた時から内臓に傷が付いたり血の流れが悪くなったりしていたらしい、おそらく手荒な捕獲が原因だろう。捕獲にも気を付けなければならないと言う事だな。


 ちなみに解体した後に残ったグレルフロッグの皮や肉はリムールバード達の食事になった。グレルフロッグを食べるんだから、食べるか? と思って持っていったら、喜んで食べた。聞いた話だと肉も魚も果物も野菜も穀物も好き嫌い無く何でも食べるらしいけど、とりあえず食事は肉が中心になるかな? ジークさんの肉屋で手に入れられるし。


 そんな作業をしていたら外は暗くなっていた。念のためスライム達とリムールバード達を坑道に集めて安全を確保する。スライム達も大分強くなったが、夜は危ないからな。入口も石材で空気の通り道だけ残して塞いでおこう。


「さて……………………こんな夜は久しぶりだな………………この世界に来たばかりの時を思い出すな……」


 あの時はガイン達からの手紙を読んで、あの家を作った崖を見つけて、それで土魔法を覚えて洞窟を掘ったんだ。最初はブレイクロックで指先の岩が少し削れる位だった、それを繰り返して自分の体が入る位の穴を掘って、入口をロックで作った石壁で適度に塞ぐだけだったなぁ……それから徐々に環境を整えて、色々やった。森に慣れてからは夜の狩りや訓練もやったが……


「…………これからやる気分でも無いな…………せっかく材料があるんだ、薬作りでもするか」


 俺はふらりとグレルフロッグの処理をしていた調剤室に入り、アイテムボックスからガナの森に居た時に採取し、乾燥させて保存していた薬草類を全て取り出し棚に入れる。薬草は木製の薬棚を作って入れておきたいな。何時か作ろう。


 今ここにある材料で作れる薬は………………解毒剤だな。丁度グレルフロッグの肝臓を使った解毒剤の材料が足りている。


 必要な材料はグレルフロッグの肝臓とカスリ草という毒草に、カスリ草の毒を弱めて薬に使える様にするクナシの実、少し滋養強壮作用のあるジュショの花、利尿作用のあるウフル草だ。


 まずは土魔法を使い、石で鍋と鍋をかき混ぜるヘラを2つ、そして乳鉢と乳棒を作る。ここら辺の道具も今度買おうか……今までは魔法で何とかしてたけど、ちゃんとした道具を買って使う方が良いだろう。


 そんな事を考えつつ、鍋に水魔法で少し多めに水を張り、刻んだカスリ草とクナシの実を入れて、雷魔法のレンジで水を急速に熱しつつかき混ぜていく。物によっては熱に弱い成分とかあるからいつも使える方法じゃないけど、このカスリ草とクナシの実の薬効成分は熱に強く、煮立っても大丈夫だから楽だ。


 そうやって煮立たせていくと材料の色が溶け出し、紫色の液体になった。見た目が非常に毒々しい……


 鍋の液体の色から頃合を見極め、レンジを止める。その後自然に熱が冷めるのを待っている間に乾燥させたグレルフロッグの肝臓を丁寧に磨り潰す。そして鍋の液体に手を翳し、良い温度になった所で磨り潰した肝臓を投入し、かき混ぜる。


 しかし、本当に便利だよな、薬学スキル。この世界の薬草と薬は本来なら専門外だが、スキルのおかげで液体の色や手を翳して感じる温度でタイミングを見極めるとか熟練の技が可能になっている。


 そんな事を考えている間に大分鍋の中の液体が冷めてきた、そろそろだな。


 俺はジョシュの花とウフル草を用意し、適度な大きさに手でちぎりながら投入し、軽くかき混ぜる。後はしばらく置いて、ジョシュの花とウフル草の薬効成分が染み出すのを待つ。


「それまでどうするか……」


 その時何となく調剤室から出ると、リムールバードが目に付いたのでギターをアイテムボックスから引っ張り出し、国民的アニメのエンディング曲を2曲続けて弾いてみた。偶然月が換気用の穴から見えたからだ。


 そして弾き終わった時……


「「「「「「――――――!!」」」」」」


 洞窟の中に、どんな音かも分からない音が響いた。


「うぉっ!? 耳痛てぇ……ちょっと黙ってくれ……」


 音の原因はリムールバード達だった。テイムした時のように、俺の演奏を聞いて綺麗な鳴き声で鳴いてくれたみたいなんだが、坑道の中で反響して良く分からん。音が大き過ぎる。


 俺は予想外のダメージを食らったが、リムールバード達は問題無いようだ。こいつらどういう耳してるんだ……?


 ついでにスライム達も聴覚が無いので何の問題も無かったようだ。


 それからは音を抑えたリムールバードの鳴き声を聴いたり、夕食を食べたりして時間を潰した。


 そして調剤室に戻る、ジョシュの花とウフル草の薬効成分抽出は早いので、そろそろ終わっているはずだ。


 鍋の中の液体を鑑定してみると……


 未完成の解毒剤(高品質)

 グレルフロッグの肝臓を使用した解毒剤。

 グレルフロッグの肝臓により毒物を分解、それ以外の材料の薬効により代謝を活発にし、毒を体から排出する。多種の毒に幅広く効果があるが、特に麻痺毒に対して大きな効果を発揮する。使用時はこまめな水分補給を行うとなお良い。


「よし、ここまでは成功だな。あとは……」


 俺はアイテムボックスから大きな布を取り出し、クリーナースライムに清潔化して貰う。森で倒した盗賊の持ち物の1つで、目が細かく、薬から薬草の搾りかすを濾し取るのにちょうど良いんだ。


 空の鍋の中にクリーナースライムを入れて、清潔化の後その布を鍋にかけ、アイテムボックスからスティッキースライムの糸を取り出し、布の上から鍋に巻き付けて固定する。


 布の張られた鍋に、少しずつ鍋の中の液体を注いでいく。薬はそのまま空の鍋に、搾りかすは布で濾し取られていく。


 全ての液体を移し終わったら、布を外して濾し取った搾りかすから最後の1滴まで絞る。


 そして出来た薬をきれいなヘラで軽くかき混ぜ鑑定すると、未完成という部分が消え、高品質から最高品質になっていた。この濾過作業をする前だったから当然だろう。





 ……薬作りは上手くいったが、この薬どうしようか?


「保存しとくなら飲み薬じゃなくて丸薬にすれば良かった……いや、材料が足りないからどっちみち無理か」


 よく考えたらそもそも俺、毒耐性スキル持ってるから生半可な毒じゃ効かないし、そうそう使う機会無いわ。用心のために用意はしとくべきだが、鍋一杯も要らないな……瓶20本分は作ってしまった。


 とりあえず土魔法で漏斗と柄杓、そして20本の瓶を用意し、1回分毎に分け、瓶に薬を詰めておく。そして出来た20本の瓶詰めの薬の内、19本をアイテムボックスの中に仕舞い込み、残りの1本を何となく弄りながら調剤室の外に出て、居住スペースに移る。


「どうすっかな……セルジュさんの所に売るか、ジェフさん達に譲るかするかな?」


 そんな事を考えていると、手元が狂って持っていた瓶を取り落としてしまう。


「あちゃー……」


 落ちた瓶は床に落ち、弄っていたせいで蓋の締め方が甘かったため中の薬が溢れてしまう。


「何か調子出ないな……クフォの言ってた幼児退行のせいか? 気分が上手く切り替えられん。まさかこの歳……今は11だが、精神的に40超えてるのに別れくらいで寂しさを感じるのか……前世じゃ人との別れなんてよくあったから平気だと思ってたんだが……」


 前世の会社じゃ同僚が辞めていく事が多かった。仕事がキツイとか過労で倒れてな。


 ……流石に寂しいと泣いたりする程ではないが、何となく憂鬱な感じがする。


 それから10秒ほど考えた。


「……もう寝るか!」


 グダグダやってるより寝てしまおう。そう思い、寝る前に溢した薬を掃除しようとさっき落とした瓶を見る。するとそこには瓶があるだけで、溢れた薬は綺麗さっぱり無くなっていた。


「あれ? 薬何処行った?」


 部屋の中にはスライム達が何匹も彷徨いている。クリーナースライムが居るし、勝手に掃除してくれたのか? それ以外考えられない。まぁ掃除の手間が省けたので良しとしよう。


 そう思って俺は寝ることにした。


はい、シクムの桟橋再登場に薬作りの回でした。


ちなみにグレルフロッグの内臓で作った薬の中には貴族の男性によく求められる薬があり、それは時価で最低小金貨数枚、品薄になると何十枚という値段が付きます。


ギルドの1匹1000スートなんて一般庶民からすれば10日分の生活費ですが、その薬が作れるならば端金ですね。他の薬草の用意にかかる経費があっても十分利益を出せる薬です。



公爵家の人達が帰り、微妙に憂鬱な竜馬。特にする事が無い1人の夜とかたまに虚しさや寂しさがこみ上げる事もあるでしょう、きっと。


ただやはり精神のステータスが高いのに心が揺らぐのも……勢いで書き始めた小説ですから矛盾が出てますね。この矛盾は結構前からですが。


精神のステータスの高さは元の集中力に加えて精神集中スキルがある事を反映させていたつもりですけど、精神集中スキルのレベルを少し上げて精神のステータスを普通に戻すかどうか考えています。クフォの件で幼児退行もしていますしね。


今回も読んで下さってありがとうございました。今後も続けていきますのでよろしくお願いします。



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