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ロールアウトフロムザリアル(その3)

　伊奈香織は悩んでいた。

　新しく部活を立ち上げるって言ってたけど、私そんな行動力がある人とうまくやっていけるのかなぁ。

「あ、で、新しく立ち上げる部活なんだけど。イースポーツ部ていうのを立ち上げようと思うんだ。伊奈さん、ゲームとか好き。」

「え、あと、人並みには。」

「そっか、じゃあ心配ないね。で、そのやるゲームなんだけど。ワールドオブタンクスブリッツっていうんだけど、伊奈さん知ってる。」

「いえ、どんなゲームなんですか。」

「わかりやすくまとめると、戦車を操縦して敵をやっつけるゲームだよ。」

「戦車を操縦、私運転免許もってないんですけど。」

「はは、大丈夫、大丈夫。免許なくてもプレイには支障はないから。それと、部室なんだけど、パソコン室を使わせてもらいたいんだけど、まだ、正式な許可はもらってないから、当分はどこか別の場所で活動しようね。」

　なんだかどんどん話が進んでいく。明日はどっちだ。