自己紹介
カズマのもとに、リョウマ、タケル、ヨシヒコ、ハヤト、アラゴルン、モロゾフが集結した。
男ばかりの、むさ苦しいパーティーではあるが、まずは自己紹介ということに。
アラゴルン「えー、まずは今回のミッションに挑戦する前に、顔合わせだ。」
カズマ「俺は、独眼竜カズマ。」
ハヤト「へえ、あの独眼竜カズマが、目の前にいるとは。20年前に魔王を倒してから、消息が知れなかったが、まさか俺たちのパーティーに入るとはな。
俺は、盗賊見習いのハヤトだ。鍵を作るのと、鍵を開けるのは、俺に任せとけ。」
リョウマ「俺は、トレジャーハンターのリョウマだ。世界中のレアな装備やアイテムを集めるのを目的としている。
このダンジョンと塔には間違いなく、レア装備、レアアイテムのにおいがプンプンするぜ。」
タケル「僕は、名門魔法学校を首席で卒業した、タケルというんだ。
学校の同級生からも、タケルちゃんと呼ばれ、親しまれている。
ちなみに、好きな食べ物は、スイーツだ。」
ヨシヒコ「俺は、武道家のヨシヒコってんだ。武器を使う戦いも苦手、魔法を使うのも苦手だが、体術なら誰にも負けない自信はあるぜ。
レスリング、相撲も得意なんだ。
ちなみに、好きな食べ物は、唐揚げ、コロッケ、メンチカツ、とんかつなど。」
リョウマ、タケル、ヨシヒコ、ハヤトは、20年前の魔王戦争を知らない世代。
魔王を倒したカズマのことすら、学校の歴史の教科書で習っただけ、あるいは学習まんがで読んだだけという。
お次は、ひげ面のおっさん、アラゴルンの自己紹介だ。
アラゴルン「よーし、それじゃあ、俺の紹介だ!
俺は、規律を重んじる、ローウェン王国の、騎士団長にして指導官の、アラゴルンだ。
20年前の魔王戦争の時は、俺もまだまだ、ぺーぺーの見習い騎士だった。
俺は、とにかく強いボスを倒すことが、勝利の快感となるんだ。
ちなみに、俺の好きな食べ物は、肉だ!肉だ!とにかく肉だ!
そして、肉団子も好きだ!あとは、串カツとかも好きだ!」
みんなで、好きな食べ物自慢となったようだ。
最後は、軍師モロゾフ。名目上は7人パーティーとなるが、モロゾフは指揮を取るだけなので、現場に行けるのは6人ということになるな。
それでは、まずは地下100階のダンジョンに行くとしよう。
今夜は食事をとり、宿に泊まり、明日、ダンジョンに向かうことにする。
アラゴルン「よーし!今夜はメシだ!メシだ!何でも注文していいぞ!俺のおごりだ!」
アラゴルンは、規律を重んじるといいながら、実は自分が一番、その規律を無視するような、それでいて豪快な性格のようだ。