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微睡み

 



 溶ける、溶けてく


 あなたと わたし



 指先を 絡めて 繋いで


 浮かんで たゆたう



 なにも思考しないで


 感じる ただ (しず)かに




 瞳の端で


 夢の片隅で


 淡い光が 揺れる



 凪いで


 空の(しずく)がそよぐ キラキラと ゆらゆらと


 ふわりと昇って はらはら散って 落ちてゆく





 わたしたちは きっと


 必ずなにかが欠けているの



 届かないのに ずっと


 手をのばし続けるの




 “それ” の代わりに あなたを求め


 愛に憧れ



 ひとりなのに


 ひとりではないのだと



 誤魔化しながら 生きていく




 どこかで、気づいているのに







「……何考えてるの?」


「……ううん、何にも」









お読みいただきありがとうございました。

元になったのはおそらく10代のときに書いたと思われるメモ書きです……

いったい何を考えていたんでしょう(?_?)



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― 新着の感想 ―
[良い点] 幻想的感じと現実感が同居している感じがして、とても面白いです。 淡くて、ほろ甘い、ゆらゆら、キラキラしたり、冷静だったり、もしかすると、戸惑ったり。 最後の二つのセリフのままで終わるのが良…
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