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マリンガールズ〜思いを乗せた方舟〜  作者: ハナビ
海の学校
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潮と緑の香り

 私は出した教科書を大型鞄に入れ、携帯電話を手に取り、気象庁のサイトや波予測がされているサイトを開き、波の高さや潮の満ち引きを見てみることにしました。

「潮は次第に強くなるみたいだから。今日は、停留所に向かうことができないのかな?」

私は最新の海の状況を見て、船がいつ陸に着くことができるのか見ていた。波が次第に揺れ出し、船の航行を妨害している。船は波に逆らって陸の方へ進む。船の揺れは落ち着き、ゆったりと航行して陸へ向かっていることが分かりました。

 私が向かう先は横須賀港。港とともに豊かになった街に私が通う学校が開校され、多くの生徒が住み、現在では学校を中心に都市が作られています。高校には多くの学科があり、その数は一〇学科。入学時は教育基礎学科に入り、海洋基礎学を学ぶ予定です。しかし、予定停泊地の横須賀港までまだあるようで、テレビではおよその現在地が映され、少しずつ航路に沿って船が動き出しているのを確認しながら待ち続けました。

「台風が通り過ぎて行ったみたいだし、陸が近くなっているからガムテープを剥がそうかな。」

波は少し高いようで、揺れているものの、雨や風が落ち着いたため、ガムテープを剥がすことにしました。綺麗にガムテープを剥がし、ごみを捨て、そこからは、波に揺られながら丸一日経ち、予定より二日ほど遅れて横須賀港に停泊しました。

「よし。着いたみたいだし。引っ越し屋さんに荷物を預けたら、私も陸に行こうかな。」

私は段ボールに蓋をすると、引っ越し屋さんを待つことにしました。

『ピンポーン』

「シオカゼ引越センターです。」

「はーい。」

私は玄関へ向かい、引っ越し屋さんを出迎えました。

「船も陸に着いたようなので荷物を取りに来ました。」

引っ越し屋さんの人数は六人程。一人暮らしにしては、少し多く感じる人数の人が荷物運搬に来ました。

「早めに荷物を持っていきますね。」

この時期は多くの人が引っ越すため、手早くする意識をしているようで、始まって二時間程で、私の荷物は、運んで頂きました。

「配送には少し時間がかかりますのでご注意ください。」

同じ時期に集中して引っ越しがあるため、時間がかかるようで引っ越し屋さんの方から細かく教えて下さりました。

「必要な物は、別にしていますので、ご安心ください。」

基本、荷物運搬は即日運送であるため、引っ越し屋さんは一日後にしか着かないことに対して申し訳なさそうな顔をしていました。私は胸元で右手を左右に振り、笑顔で気にしていないことを表しました。

「ではよろしくお願いいたします。」

荷物を預けた私は家の鍵を閉めて、船の中にある不動産へ向かい、鍵を預けて陸へ向かいました。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] いきなり私ちゃんが船の中にいることになった。学校が横須賀港にあるとして、船がまだ目的地に停泊してないのに入学式行く準備やってたのか……
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