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名もなき異世界奇譚  作者: Section chief
3章 錬金国家アルケミー
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3章 錬金国家アルケミー44 -21日目・作戦会議-

1回戦第1試合、俺たちの初戦の対戦相手国は『アズモディア国』という名の国だ。

聞いたことない国の名前なので、ルーシェに尋ねた。



「アズモディア国ってどんなところなんだ?」

「魔人の国よ」

「魔人って魔物を従えてるような奴らのことだよな?」

「そんな魔人見た事ないわよ。そうね、基本的に私達人間とそう変わりはないわよ」

「基本的にね…」



対戦国の魔人達とそいつらの持ち物を状態確認(ステータス)で見た。ギルドカード(持ち物)から全員Cランクと判明した。たが、能力値や能力(スキル)を加味した強さは、一人一人がBランクからAランクぐらいはある。

何らかの事情があり試験を受けてないのだろう。



「魔法属性耐性も人化してる状態で4〜5と高いな」

「それだったら私は攻撃に参加しないで補助魔法を使い続けた方がいいかしら?」

「1人だけ光属性の耐性が低い(level2)の奴がいるから、そいつと闘って欲しい。あの魔法使いの格好をした女性だ」

「分かったわ…」



ルーシェは何か言いたそうな表情だったが、言葉を続けた。



「クジャク姉は1対1であの体格の良い武闘家の男と本気で闘って欲しい」

「そんなに強いのか?」

「ああ」

「承知した」

「それで2人は、あのちびっ子と2対1で闘って欲しい。タイプ的には魔法使いだから、出来るだけ近接で闘った方が良い」

「俺達だけ1対1じゃないのか」

「それだけ強いって事じゃね?」

「まぁ、そういう事だ」



俺が1対2で騎士の男と魔法使いの爺さんと闘うのだが、相手が思惑通り動くとは思えない。ならばやることは1つだ。



「試合開始直後に今言った相手と戦えるように、フィールドを4つに分断するから、基本的に他の人の補助は受けられないと思って欲しい。それと最後にもう一つ、相手が人間の姿のうちに倒せ」



全員、能力(スキル) ・【人化 level:5】を保有している。元の姿に戻られたら正直俺以外は勝てないだろう。元の能力値が、闇の龍とほぼ同じぐらいの能力値だから。

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