表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名もなき異世界奇譚  作者: Section chief
1章 ジャポネーグ国
9/544

1章 ジャポネーグ国8 -虹を見た日から約3年後-


虹を見た日から3年が経とうとしている。

俺はこの3年間、この国の人々に対して【状態確認(ステータス)】を使っていった。

その結果いくつかわかった事がある。


1つ目は、この国においてはクジャク姉の全ての能力値は、平均的な値である事。

2つ目は、俺の魔力と精神力の値はおかしい事。

3つ目は、クジャク姉の能力は『分析不可能【分析不可能】』のままだった。


ちなみに、今の俺はこんな感じである。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

花鳥 凉(セッテ・ネコヤナギ)

Level15 状態:普通

体力:180/180

魔力:0/0

攻撃力:75

防御力:63

素早さ:92

精神力:300


能力

能力(スキルクリエ)作成(イティング)

【能力を作成できる】 Level:Max


状態確認(ステータス)【名前・能力・状態を確認できる】Level:9

見たモノの名前・能力・状態を表示し確認する能力。自分が見たい部分だけを見る事も可能。


自動(オートトラ)翻訳(ンスレーター)【自分の知る言語に自動翻訳する】Level:Max

万能辞書として使える能力。知らない言語を知ってる言語に変換する。喋る時、聞く時、書く時に発動する。


解析(アナリシス)【様々なものを知る事ができる】Level:Max

能力・アイテムなど、自分が解析したいものが解析できる能力。例外はある。


改造(カスタム)【改造できる】Level:Max

能力・アイテムなど、自分が改造可能だと思ったものは改造できる能力。


(ハンドイ)(ニクワリ)(ティー)【手加減をできる】Level:Max

武器を持たない時かつ手でダメージを与えた時に強制起動する能力。どんなに手でダメージを与えても相手を死なすことはない。


能力解除(スキルキャンセル)【能力を全て無効化できる】Level:Max

他者から受ける能力を完全に無効化できる能力。例外はある。


能力破壊(スキルブレイク)【能力を破壊できる】Level:Max

他者の能力を破壊できるようになる能力。例外はある。


能力(スキルディ)曲解(ストーション)【能力を曲解する事ができる】Level:Max

曲解する事により、能力を本来の使用用途と違う使い方ができるようになる能力。

↪︎(ハンドイ)(ニクワリ)(ティー)【手で加減できるようになる】

手に持ったものを増やしたり減らしたりできる。増減できないものもある。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



能力(スキル)は使えば使うほど、Levelが上がっていく。


状態確認(ステータス)】はLevelが上がった事によりできる事が増えた。

詳細が見れるようになったのと、今知りたい情報だけを表示できるようになった。

とりあえず今は能力(スキル)が追加・改変された時に、それらだけを表示するように設定しておこう。

あと詳細は省く。能力(スキル)名から想像できるし、全部表示したら目の前が見えなくなるし。


何度も試してみたが、『能力(スキルクリエ)作成(イティング)』の詳細を見る事が出来ない。

そういう仕様なのだろう…。そう思うことにした。


能力(スキル)じゃない方のLevelが上がっても魔力は上がらない。魔法は諦めるしかなさそうだな…


能力解除(スキルキャンセル)】、【能力破壊(スキルブレイク)】の能力(スキル)は、日々の戦闘訓練で能力(スキル)持ちを相手にした時、無意識に作ってしまった。相手が無意識に能力(スキル)を使ってきてたし、仕方ないね。


(ハンドイ)(ニクワリ)(ティー)】は戦闘訓練中に死亡事故がおきないように作った。訓練中とはいえ相手を死なせたくはないしな。


能力曲解(スキルディストーション)】は、”手”で”加減(プラスマイナス)”する→”手でものを増減させる”、『手加減(てかげん)』という言葉をこのように曲解したら、その時、手に持っていたクナイの数が増えていた。

クナイが増えたあと、ステータス画面を見たら追加されていた。

この能力(スキル)は、増減できるモノとできないモノがあった。

生きているものは増減できなかったが、絶命していれば増減できた。これは様々な昆虫や草木で試したからほぼ間違いないだろう。


この3年で人外になってるな俺…。

そんな事を思いながらステータス画面を閉じた時、『曲者だーーー!』という声が城内に響きわたった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ