3章 錬金国家アルケミー37 -18日目・Cランク昇格試験前編-
「俺との契約は終了したんだ。2人はついてくる理由はないぞ?罰金は必ず払うし」
契約違反の罰則により、2人との契約は終了している。
「俺達は行くあてもないし、好きにして良いって言ったのはおまえだぞ?」
「だな。だから俺達はもう少し、お前に世話になる。それに今俺達がいなくなったら、試合はどうするんだ?」
2人の言う事に反論できずにいると、ルーシェが横から口を挟んできた。
「あんた達、物好きね」
「こいつが島を出る時から、何だかんだで一緒にいるおまえのが、相当な物好きだと思うが?」
「う、うるさいわね、クジャク」
クジャク姉は笑いながらそう言った。ルーシェは顔を真っ赤にし動揺していた。
「そ、そんな事よりも、私達が試験を受けてる間、センティーレは1人になるけど、どうするのよ?」
「私の事は気にせず、皆様はやるべき事をやって下さい」
「対策がないわけじゃないけど…」
俺が、状態確認と見えない手と手加減で、護衛するば良い。これをやると基本的に他の能力が使えないけど、こればかりは仕方ない。
「…あんたも対策するだろうけど、一応結界を張っておくわ」
「そうしてくれると、ありがたい」
念には念を入れておいた方が良い。
「結界を張ったわ」
「ありがとうございます」
「さて、試験へと行きますか」
センティーレを宿に残し、俺達は冒険者ギルドへと向かった。




