3章 錬金国家アルケミー35 -17日目・制約付きの休暇-
予定通りパーティーとしては休暇である。
ワカとシュンペイは俺が紹介した人物の所へ行き、センティーレとルーシェとクジャク姉の3人は、街へ食べ歩きに出ていた。ジャポネーグのお菓子が売っている店をセンティーレが発見したらしく、クジャク姉にも食べてもらいたいとの事で、彼女も一緒に行動する事になった。
俺は装備も要らないし、女子会にも参加する気は無いから、1人で行動する事にした。
その方針を伝えると全員から、今日1日1人で闘いをしないように、パーティー全員に契約するよう求められた。1人だと無茶な事をするんじゃないかと思われているようだ。渋々了承し契約を行なった。
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・状態確認以外の能力の使用禁止
罰則
・ワカ、シュンペイとの契約期間を『大会後』→『今すぐに』と書き換える事。
・この契約時のパーティー全員に対し、払える時に「金貨1枚ずつ」を罰金として支払う
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俺は、戦闘をしない簡単な依頼を受けようと冒険者ギルドに行ったが、「本日臨時休業」となっていた。
おそらく昨日の事後処理をしてるのだろう。
やる事も無いし、のんびりしようと思いに宿に戻った。だがこの行動が間違っていた。
宿に戻り寝ていると知らない人物が3人部屋に入ってきた。
「1人になるなんてね、馬鹿な子ね」
「いつも仲間の誰かと一緒にいるからこんなチャンス滅多にないわ…」
「ふふふ…」
1人は男、2人は女だな…。2人の女は息遣いが荒く興奮しているようだ。
女性冒険者が襲われる事は多々あるのだが、男性冒険者が襲われる事は滅多にない。
状態確認以外の能力が実質封じられている状態では、返り討ちにできない。仕方ない、罰則を受けるしかなさそうだ。
見えない手と手加減を使い、侵入者3人の首を後ろから掴み意識を奪った。




