表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名もなき異世界奇譚  作者: Section chief
3章 錬金国家アルケミー
67/564

3章 錬金国家アルケミー16 -14日目・パーティー結成-

3人で受付に行き、ギルドマスターからパーティー登録用の用紙を貰った。



「やっとパーティーの登録用紙を取りに来たか。例の件まであと1週間だ。そっちの方は大丈夫なのか?」

「あっ…」

「やっぱり忘れてたか…」



おっさんは呆れていた。



「クジャク姉をパーティーに加えるから、あと2人だな」

「何の話だ?」

「あとで説明するわ」

「そこの姉ちゃんは強そうだから、まぁ大丈夫だろう」




俺は辺りを見渡した。ここ数日、なぜか冒険者は殆ど見当たらない。



「その辺で適当な奴捕まえればいいだろう、と思ったけど、今日も相変わらず人が少ないないな」

「この前、お前さんが大量に病院送りにしちまっただろ。忘れたとは言わせないぞ?」

「そうだっけ?」



ルーシェは呆れ、ため息をついた。



「とりあえずクジャク姉の登録を済ませて、俺達と同じランクまで上げないとな」

「一応ギルドへの登録は、あんたが来る前に済ませておいたわ」



2人で話をして、お面の呪いを解いた後、クジャク姉が俺と一緒に旅をしたいと言っていたようだ。それなら冒険者として登録しておいた方が良いと言う事になり、登録しておいたそうだ。

登録を朝一に済ませたので、薬草園と解体場(最初の依頼)を受ける事ができるそうだ。


「私はクジャクと一緒に行動するわ」

「それは俺としても助かるが…」



とクジャク姉は言いながら、俺の方を見てきた。




「俺の方は、面白そうな奴がいないか、ここで観察する事にするよ。ルーシェと仲良くなクジャク姉」



今のクジャク姉ならルーシェに危害を加えるとは思えないけど、念の為にそう言った。そんな心配をしている俺に対して、クジャク姉は面を外して、笑顔で答えた。



「分かってるって」



彼女達がギルドを出たあと、おっさんが話しかけてきた。



「試合前に少しでも上のランクを目指して欲しいんだが…」

「分かってるって。でもその前に人員確保が先だ。このままだと試合に出れなくなるしな」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ