1章 ジャポネーグ国4 -2つ目の能力の発現-
「クジャク姉、クジャク姉!」
「……………」
倒れているクジャク姉の身体をゆすりながら呼びかけているが、返事がない。
クジャク姉がどういう状態なのか解れば対処できるかもしれない。そう思った時、見慣れないものが見えた。
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クジャク・センニンショウ
Level18 状態:気絶
体力:239/239
魔力:10/10
攻撃力:304
防御力:83
素早さ:80
精神力:56
能力:analisi impossibile【analisi impossibile】Level:?
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ん?何だこれ?これによると気絶しているらしい。
この見慣れないものは、結構鬱陶しいなと思ったら消えた。
何故気絶してるかはわからない。本人が起きてから何があったのか聞くとしよう。
頭とかに怪我はしていない。クジャク姉を仰向けに寝かして軽く叩いた。するとクジャク姉の意識が戻った。
「クジャク姉、目が覚めたんだね。何があったの?」
「………虹が降って来た」
「え?」
「だから虹の赤色が降ってきたんだよ」
「意味がわからないよ」
「虹の赤色が降ってきて、それから…記憶が無い?」
虹の赤色の部分が降ってきて、それが当たって気を失ったらしい。なんか変なものに取り憑かれたり操られてたりしてるわけでもなさそうだけど…。
『またあの見慣れないものが見えたらそれらが分かるんだけどな』そう思うと、見慣れないものはまた出現した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぬ
クジャク・センニンショウ
Level18 状態:普通
体力:239/239
魔力:10/10
攻撃力:304
防御力:83
素早さ:80
精神力:56
能力:analisi impossibile【analisi impossibile】Level:?
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何も異常はなさそうだ。
「なんだかよく分からないけど、クジャク姉が無事なら何でもいいよ」
クジャク姉は顔を赤くしてそっぽを向いた。