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名もなき異世界奇譚  作者: Section chief
2章 西の大陸
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2章 西の大陸11 -初めての魔法-

さらにルーシェから、魔法について三つ聞いた。


一つ目は、肉体にも精神にもそれぞれ属性があり、肉体・精神・発動したい魔法の3つの属性が全て一致してないと魔法が発動しないか、発動しても効力が低くなる事を聞いた。

状態確認(ステータス)で確認したが、俺の肉体は無属性以外の7属性、精神は無属性のようだ。

このままだと絶対に属性が全て一致する事がないので調整用に二つ能力(スキル)を作る事にした。


二つ目は、この世界の魔法は、発動させるために詠唱が必要という事だ。

そういえばさっきの戦闘でルーシェは詠唱していなかった。その事を彼女に尋ねたら、『私は天才なのよ』と言ってた。

詠唱についてだが、噛んだり間違えたりしまた時点で発動不可能になり、初めからやり直さなければならない。それに下級魔法の詠唱は短いが、上級魔法の詠唱は長過ぎて、実戦じゃ使い物にならないらしい。

詠唱って面倒だと思ったので、詠唱しなくて済むようにしよう。



三つ目は”魔道書が無ければ魔法は覚えられない”という事。『魔法はこの場で覚える事はできない』とさっき彼女が言っていたのはこのためである。

もし、ルーシェがいなければさっき俺は確実に死んでいた。

今直ぐにでも魔法を会得する必要がある。



これらを踏まえた上で魔法関係の能力(スキル)を作成した。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

追加能力(スキル)

属性変(アトリビュート・)更(体)(チェンジボディー):【肉体の魔法属性を変更できる】Level:Max

属性変(アトリビュート・)更(心)(チェンジソウル):【精神の魔法属性を変更できる】Level:Max

無詠唱化(ノーチャンティング):【魔法を無詠唱にする】Level:Max

魔法創作(マジッククリエイター):【魔法を創作できる】Level:Max

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



すぐに魔法創作で各属性の魔法を一つずつと、前から欲しかった、『道具を収納する魔法』と『召喚魔法』を創ってみた。後状態確認(ステータス)で自分自身を見てみると、ちゃんと魔法一覧の項目が追加されていた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

魔法一覧

・下級魔法

火球(火)

水砲(水)

雷鳴(雷)

突風(風)

・中級魔法

人形作成(土)

中回復(光)

催眠波(闇)

・上級魔法

道具空間(無)

召喚(無)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



()の中は属性のようだな。



「とりあえずあの巨大な岩目掛けて試し打ちしてみますか」



俺は右の指を鉄砲のようにして、水砲を使用してみた。



「あっ…」



巨大な岩を粉砕して遥か彼方へ飛んでいく程の威力がある、巨大な水の塊が出た。

魔力∞で撃っているから当然だ。



「斜め上方向に撃ったし、他のものには当たらないだろうから被害の方は心配ないだろ」

「『心配ないだろ』、じゃないわよ!対策考えたんじゃないの?」

「対策は考えけど、能力(スキル)を改造するの忘れてた」

「それじゃ意味ないじゃない…」



クリスは呆れていた。

これでは仲間を巻き込むし、狭い場所では使えない。

対策として考えたのが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、ただそれだけの事だ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

改造前 能力(スキル)

・0=∞【0を∞として扱う】Level:Max

改造後 能力(スキル)

・0=X【0を任意の数として扱う】Level:Max

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改造完了。

とりあえず魔力100でどれぐらいの威力が出るのか試してみよう。さっきと同じぐらいの大きさの岩に対して同じ角度で水砲を使ってみる。

岩の上部が少し削れ、水砲は岩に当たると同時に消えた。

これがどれぐらいの威力なのかは、いまいちわかりづらいな。さっき使った弓による魔力の矢もそうだが…。

俺は魔力を使った戦闘向かないな。

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