表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名もなき異世界奇譚  作者: Section chief
4章 更に西へ
153/564

4章 更に西へ18 -帰還・ルーシェ視点-

無茶をするなとは言ったものの心配だから、誰にも気がつかれないように、あいつに結界を張っておいた。あいつは気がつくだろうけど。


このパーティは、リーダーのあいつが不在の場合3人で話し合ってから物事を決めるという事を、リリスがパーティに加入した時に3人で決めた。



「とりあえず前に話し合ったように、私が結界を張るわ」

「それで僕が魔法で敵の探知をしつつ、遠距離攻撃、クジャクは後ろを警戒するんだったよね?」

「ええ、そうよ」

「皆様、リーダー不在の時の事をしっかりと話しあっていたのですね」

「あいつに頼りっぱなしってのもよくないからな」



クジャクがそう言ったあとに、センティーレが「戻ったら私に魔法や剣術を教えてください」と言ってきた。



「あんたは戦わなくていいのよ。だから教えないわ」

「僕も教えないよ。センティーレは戦う必要はないからね」



センティーレはクジャクの方を見た。クジャクはため息をついた。



「センティーレ様は俺たちのように、武力で強くなる必要はないです。だから教えません」

「わかりました…」



センティーレは悲しそうな顔をしていた。

強くなりたい気持ちはわかるけど、私としては彼女には戦闘と無縁に、穏やかに暮らして欲しいと思っている。クジャクとリリスも同じ事を思い、教える事を拒否したのだと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ