叫びたい夜もある
薫、視点です。
「じゃあ、テストさせてもらうから」
「てすとぉ?」
あっ、こいつ調子乗ってるな。さっきまで落ち込んでたくせに…
「あぁ、俺たちがボケるから…」
「たち?」
「それにツッコんでね、じゃあ始めるよ、はい、お嬢様?」
「えっ」
「えっ、お嬢様…ですよ」
「なにが?」
「ボケるのが」
「なんで?」
「なんで、って僕は監督なので見ときます」
「殺すぞ」
「えぇぇぇ…、じゃあ僕やりますよ、えーっと
〔布団が吹っ飛んだ!!〕」
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「いや、ザリガニかっ!!」
どこがだぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!
なに私がおかしいの?このツッコミであってるの?
「おぉ、凄い!100点満点だ!!」
どこがだぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!
「ありがとうございます!!ていうか今更ですけど、孫悟 空さんですよね!!?」
いや、どこがだぁぁぁーーーーー!!てか、誰だそいつぅぅぅーーーーー!!
「うん、そうだよ」
いや、何でだぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!
「じゃあ、あちらの方は、チンチン?」
なぜ、〔ン〕を入れたぁぁぁーーーーーーーー!!!!
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
「どうしました?お嬢様」
「もう、疲れた…」
バタッ!!
「お嬢様!!」
「大丈夫ですか!!」