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掌編小説集1 (1話~50話)

資格試験

作者: 蹴沢缶九郎

若い男性が独り言を呟いた。


「気が重いなあ。合格する自信がない…」


それは、かなりの難易度の資格試験であった。


書類選考、筆記一般教養、面接のそれぞれをパスした者だけに認め与えられる資格。




成人。




成人試験と言われる、その試験に合格をしなければ、お酒やたばこ、選挙権といった権利は与えられず、世間では体だけ大きな子供という扱いを受ける。もちろん荒れる成人などはいるはずもない。


三分の一ほどが空席となった会場を見渡し、市長が祝辞を述べた。


「見事成人試験を合格された皆さん、新成人おめでとう!!」

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