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世界情勢

今回は各国の状況です。

この世界は主に、西大陸、東大陸、南大陸と呼ばれる3つの大陸から構成されている。そのうち、西大陸と東大陸は陸地でつながっている。


西大陸

【黒の王国】

正確には翠の王国に存在するラウルス城と、その敷地内のことをさす。国ではない。城の目の前には湖が存在し、周囲が森に囲まれている。小高い丘の上にある城。

その歴史は古く、翠の王国が成立する前から存在すると言われている。もともとは騎士団『オーダー』と執行機関『評議会』で構成される、傭兵ギルド的な存在だった。一応、創設者は平和維持をうたっていたらしい。発足当時はただの本部として使用していたが、やがて、逃げてきたものを一時的にかくまうようになり、気が付いたら居つく人が増えていた。人が増えるに従い、増築されている。景観を損なわないようにするのが大変らしい。

城内は主に居住区、図書館、『オーダー』本部、練兵場で構成されている。

翠の王国に存在を認めてもらい、経済的に支援してもらう代わりに、翠の王国の国防は『オーダー』が担っている。世界各国から戦争や紛争、お家騒動の解決まで依頼される。仕事は『評議会』が選んでいるらしい。希少生物探しなども依頼される。

現在、帝暦1840年現在で住人は1万5千人から2万人と言われている。そのうち、『オーダー』の騎士は8千人ほど。残りはすべて避難者である。出ていく人より、入ってくる人の方が圧倒的に多く、避難者は男女比1対3で、女性が圧倒的に多い。基本的な公用語はアイク語。

イメージとしてはノイシュヴァンシュタイン城。


【翠の王国ヘルウェティア】

王都・ファインハルス

『黒の王国』ラウルス城を支援、擁護する国。この国の成り立ちよりも『オーダー』設立の方が先だと言われている。代々国王は『黒の王国』を支援する義務がある。それは『黒の王国』を支援することで得られるものが多いからである。永世中立国家であり、『黒の王国』を有する限り、軍隊はもつことができない。『オーダー』の騎士を護衛として借りている形になる。

西大陸の西側に位置する。内陸国。四季がある国として有名。特に特産品はないが、『黒の王国』と細工は有名。小さめの国である。公用語はアイク語。


【白の王国ルウェリン】

王都・エイミス

西大陸の西側に存在する島国。英雄王アーサーがリッジウェイ諸島を統一した。帝歴1840年において最も近代科学化が進んでいる。湖水地方が観光地として有名。技術を売って国を成り立てている。もともとは騎士の国であり、現在は紳士の国。有翼人イーリイが里を築いていたことで有名だが、謎の滅亡を遂げている。公用語はサリス語。


【赤の帝国アイクシュテット】

帝都・ベルクヴァイン

西大陸最大の国。もしかしたら世界最大かもしれない。暦である帝歴は、赤の帝国初代皇帝イルメラが即位したときから始まっている。西大陸の半分近くを領土としている。帝国と言うが、領邦国家の集まりでもあり、皇帝は7人の選帝侯による皇帝選挙で選ばれる。国土は翠の王国の30倍はある。実力主義でありながら血統も必要となる。つまり、血統の良い実力のあるものが出世する。内紛が絶えず、貧富の差が激しい。『黒の王国』への避難者は赤の帝国出身者が一番多い。領土拡大を提唱した時期があり、周辺諸国を武力で併合した過去を持つ。公用語はアイク語。


【氷の王国ユッシラ】

王都・ヘイッキラ

西大陸の北西に位置する。国土の北側は永久凍土で、とても寒い。景観がいいことから、夏場はよく観光客が訪れる。避暑地。未踏の地、永久凍土では人間界になじめなかった人族以外のものが住まう。エルフが一番有名だが、魔力が希薄になるとだんだんと姿を消していった。海に面しており、リアス式海岸とフィヨルド、上質な宝玉が有名。公用語はシュテイン語。


【青の王国セリエール】

王都・ドゥメール

西大陸の最も西に位置する国。サレイユ半島のすべてが国土。翠の王国の5倍くらいの国土。赤の帝国と仲が悪い。国境は荒廃しており、難民が多い。赤の帝国の次に『黒の王国』への避難者が多い。城や街並みが美麗。貧富の差が激しく、市民革命がたびたびおこる。絶対王政から共和制、共和制から帝政、帝政から共和制、共和制から王政へところころと政府が変わる。公用語はフォルクレ語。


【紫の王国ゼレノフ】

王都・サヴェリエフ

西大陸から東大陸にかけて広がる国。大陸の最北に位置する。国土は青の王国の2倍くらい。何かときな臭い噂がある国。氷の王国はかつて紫の王国から独立した国である。もともとは帝国だが、赤の帝国に押し負けた。鉄鋼がとれる。公用語はシュテイン語。


【緋の公国ファヴァレット】

王都・リベラトーレ

西大陸と東大陸の境目にある公国。大きさは翠の王国といい勝負。大陸の南側、海に面し、北側は西大陸と東大陸を分ける水晶湖に面している。国の中を大きな河が縦断しており、特に王都は水の都と呼ばれる。観光地として有名で、海洋産業が盛んな新興国。一度お家騒動が起こったが、5年ほどで鎮火している。大公が収める公国。公用語はローシ語。


【空の公国レギンレイヴ】

王都・シグルドリーヴァ

紫の王国のやや南に位置する。翠の王国の北側にもあたる。広さは翠の王国より少し狭いくらい。大公が治める公国である。18世紀末期までは男尊女卑を地で行くさほど強くない国だったが、革命により軍事国家として栄えることになる。傭兵を貸し出したりしているので、ある意味『オーダー』の商売敵。なお、装飾などの細工が有名。冬場はかなり寒い。公用語はシュテイン語。


東大陸

【黄の皇国斉】

京師・鴻陽

東大陸最大の国。国土は赤の帝国の3分の2弱。黄の皇国と呼ばれる王朝はいくつかあるが、帝暦1840年現在は李氏王朝斉である。前身は紀元前に存在した小国凌。赤の帝国が興ったころ、極東平原を統一した。絹の生産と高い文化力で有名。西大陸とは違った文化に人気がある。技術力はさほど高くはない。赤の帝国と同じく紛争が絶えず、分裂に危機にある。独特の魔術が進歩している。象牙の肌に濃い色の目、髪のものが多い。公用語は凌語。


【蒼の王国瑞穂】

王都・飛鳥

東大陸の極東の島国。国土は翠の王国より狭い小さな国。閉鎖的で最近近代化が始まったばかり。地方では異邦人を嫌うものが多く、変わった人物は忌避されるらしい。海の幸がおいしく、工芸品が好事家に人気がある。文化的には黄の皇国に近い。象牙の肌に黒い目と髪のものが多い。公用語は瑞穂語。地域によってなまりがきついという。文法がかなり難しい。


【藍の王国ウェイ】

王都・ジンチャン

東大陸と西大陸の狭間にある小国。国土の広さは蒼の王国と同レベル。西は緋の公国、北と東は黄の皇国に接しており、南は海。海運業で栄えた国であるが、のちに黄の皇国に飲み込まれることとなる。公用語は稜語。

話が進むにつれて、国も増えていく予定です。とりあえず南大陸は今のところ、国を考えていません。


11月12日、藍の王国について説明追加。

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