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REALITY  作者: むぅ
4/8

謎の男

   ♪♪♪

__________

おぉ✿

本当にメールきたっ

むっちゃ嬉しい^^

いっつも倖香から夢羽ちゃんの

話聞いてるよ

俺の名前は田村たむら 結蒔ゆうじ

よろしくねぇ^^

__________


うわぁ・・・

正直軽そうな男の子だと思った。

女の子に慣れてるとゆーか・・・^^;w


まぁ、メールするくらいなら

いいかな?


__________

そうなんだw

私の何をゆってるのかは

知らないけどね^^;w

__________


「夢ーーーーー!」


後ろを振り返ると春がいた。


「もぉ!夢だけで呼ばんでよぉ」

「へへwだって呼びやすいもん」


春は2次元にどっぷりつかっている。

どっぷりねw

本を読んでは「〇〇くんのキャラいいっ!」

ってゆってるw

「昨日は、クーデレってたまらないw

 萌ポイントだっ!」ってゆってたっけな?w




「夢羽もさぁ、2次元にはまればいいのにw

 そしたらさぁ、辛くないよ?」

「ん・・・。やだw」

「このぉ~!!」


いつもこんな感じで学校に向かっている。


今日は私の気分とは裏腹に澄んだ青色だった。




「おっはよー^^」

クラスのみんながぞくぞくと教室に入ってくる中

私は気分が乗らなかった。


「夢羽、帰ろうかなぁ~w」

「え?なんでw」

後ろの席の友姫が体を乗り出してきた。


「テンション上がんない^^;」

「まじかぁ・・・。たまにはいいんじゃない?w」

「うんwじゃあ、帰るw」

「先生にゆう?」

「んー。適当にゆっといてw」

「おっけーっ!」


こんなこと初めて。

もう少しで高1もおわり2年になる。

こんなことでやっていけるのだろうか・・・


ブー ブー

ポケットの中で携帯がなっている。


  (結蒔)


ディスプレイに表示された。


暇だなwこいつw


__________

今日さぁ、倖香と一緒に

帰るんだろ?

俺も一緒に帰っていい?

__________


あぁ・・・

倖香に電話しなくちゃっ

忘れてたw

一緒に帰るんだったw



プルル プルル

「もっしもーし」

元気に倖香がでた。

「今日さぁ、テンション上がらないから

 帰るわぁw」

「まじかよwそんな理由で帰れるの?」

「だって、先生にゆってないもんwwww」

「うわぁーwwまぁ、気をつけて帰りよ?」

「おっけー^^」


あ・・・

誰だっけ・・・


結蒔か

メール返さないと・・・


__________

ごめん・・・。

今日は今から帰るんだ。


また今度ね

__________


ホームに座っているとふわふわと雪が

振ってきた。


「・・・・・キレイ・・・」


思わず声がでてしまった。


ピー


駅員さんの笛がなって電車がホームへ入ってきた。


プシューっ


ドアが開いて暖かい空気が私をむかい入れてくれる。


ちょうど席が開いていたので座り、ポケットから

ウォークマンを取りだし、耳にイヤホンをつけた。


流れ始めた曲は、龍の好きだった歌。


悲しくて切なくて・・・

でも、今でも変わらず好きな私。

私と龍との最後のつながりのようにおもえた。


龍・・・

今なにしてる?

仕事してる?ご飯食べてる?それともまだ寝てるかな?

何かあれば思い出してしまう・・・。


そんなことを考えていると・・・


どれくらい時間がだったのだろう。

私の降りる駅の3つ手前のホームで電車が止まっていた。


「あのぉ・・・。」


知らない男の人が私の目の前にたって

なにか話しかけている。


イヤホンを耳からはずした。


「なんですか?」

「夢羽ちゃん・・・だよね?」

「え・・・・。」



知らない男は私の横に座った。

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