私の彼はやたらと見た目を気にするけど、それは何故なのだろう?
”私の彼はやたらと見た目を気にするけど、それは何故なのだろう?“
私の彼は、”見た目は強面でガタイもよく周りの人に直ぐに怖がられる。“
それを彼は物凄く気にしていたわ。
性格は凄く穏やかで繊細だし、心遣いがちゃんと出来る男性
なのになんだか私は彼が可愛そうでならないの!
例えば? 私と待ち合わせをしていても、彼の周りには誰も近づかないし
ベンチに座っていても彼の周りには誰も座座りたがらない!
小さな子供が彼を見ると? 直ぐに泣きだしてしまうし。
飼い犬が彼を見て吠えるし、若い男女は彼を見て怖がり違う道から行って
しまう。
それが彼からしたら”物凄いストレスで大きな悩みになっていたの!“
『”ねえ? 大丈夫だよ、私が傍にずっと居るから。“』
『・・・お、俺、そこまで怖いのかな?』
『うーん? 私はそんな風に想わないけど、見た目の問題だとは
思うわ、でもそれはちゃんと話してみたら解決する話なのにね!』
『”俺の見た目、そんなに怖いんだ。“』
『じゃあ、鬚を剃ってみたら? 少しは変るんじゃない。』
『鬚だけの問題なのかな? それなら剃るよ、剃ってもいいんだけど、
そうじゃなかったら嫌だな、俺は髭を生やしてる姿が好きだし。』
『・・・まあ、うーん、顔が怖いのかな?』
『”それを言うなら、顔が濃いんだと思う!“』
『いやいや、それがカッコいいんじゃん!』
『そう言ってくれるのは、奏楽だけだよ。』
『そんなに気にしなくていいんじゃない?』
『俺だって考えたくないけど、気になって本当に眠れないんだ、
一層の事、整形しようかなって真剣に考えてるぐらいだし。』
『アハハ、どこを整形するのよ!』
『”薄顔になる!”』
『・・・う、薄顔?』
『奏楽は俺の顔が好きで付き合った訳じゃないよな!』
『まあ~そうだけど。』
『”良かった!“』
『えぇ!? どういう事?』
『あぁ、何でもない。』
『あんまり気にしないで、そのままでいいじゃん。』
『そうだな、そう想うようにするよ。』
『そうだよ。』
『・・・あぁ、』
・・・彼はああ言ったのに、思い切った事をしてしまう。
そう、”彼は整形をしてきたのだ!“
『”どう? 少しまだ腫れてるけど、もう少ししたら腫れも引いて、
薄顔になるよ。“』
『・・・ま、まさか、そこまでするとは想ってもみなかったわ!』
『これで俺を見ても、みんな怖がらなくなるよな。』
『”ごめん、もっとちゃんと話を聞いてあげるべきだった、本当にゴメン!“』
『なんで奏楽が謝るんだよ、奏楽は何にも悪くないじゃないか。』
『私が悪いのよ、もっと真剣に聞いてあげていれたら整形なんてしなくても
良かったかもしれないのに、、、。』
『”なんで奏楽が泣くんだよ、もう泣かなくていいから。“』
『こんな事になるまで深く傷ついてたんだよね、本当にごめんね。』
『俺、そんなに整形失敗だったのかな? 結構、この顔俺は気に入って
んだけどな!』
『じゃあ約束して、もう整形しないって言って!』
『分かった、もう顔はいじらないよ、約束する。』
『これからは今の史人の顔、私ももっと好きになるようにするから!』
『うん。』
『だからもう傷つかないで。』
『分かったよ、次傷ついたら? 一緒にカウンセリングに行こう。』
『うん、これからはふたりで解決していこうね。』
『うん!』
・・・彼は私が思っていた以上に、”自分の見た目を気にしていたみたい!“
私はそれに気づいていたのに、力にはなってあげられなかった。
”その事に対して彼の彼女として物凄く反省している!”
こんなに彼の近くに居て、彼の悩みも知っていたのに、私は彼の悩みを
真剣に受け止めていなかった。
”彼が整形して初めて彼の悩みが相当のモノだったんだと気づかされる!“
もう彼を一人悩ませない。
私が傍に居てあなたを守るから!
人が大した事じゃないと思っていても本人は違うんだと想わなくては
はいけないと気づいたから。
これからは二人で乗り越えて行くわ。
”だからもう整形なんてしないでね!”
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




