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プロローグ
近嵐明人は、その日、頭部だけを残して四散した。
まるでスローモーションのようにゆっくりと散らばっていく自分の血管や臓器は、真っ青な空と海に散りばめられた赤い花のようだった。
飛び散る真っ赤な自分の血を眺めながら、ふと、今日がクリスマスイブだと思い出した。
一緒に過ごす、3回目の。
それから、金色の輝く髪の毛に視線を移す。
頭部だけの彼を抱きしめる、柔らかな、乳房の感触。
頬を伝うその涙を感じながら、近嵐明人の意識は消失した。
読んでいただいてありがとうございます!
こんなシリアスなのは、このプロローグだけです 笑
もしよければ評価・ブクマ、感想等いただけたらとっても嬉しいです!
(エピソード55~最終話あたりは、自分は泣けますし、今でも一番好きです。)




