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5歳の私。領地から王城へ

パパ大好きっ子です。

髪や瞳の色はパパから貰ってます。

私、フィファリア.オデウスは、5歳の頃、将来王となられる王子殿下との婚約が持ち上がりました。


体が弱く、魔力を身体中に自然に循環出来なければおかしいのに滞りがちだった私。


父であるグフトール.オデウス辺境伯も虚弱である事と、まだ跡継ぎである息子がいない事を理由に断ろうとしてくださいましたが...


国防の要であるオデウスの地の隣国であるサンザシウス王国の情勢が当時内紛により、揺らいでいたのです。


その為、少しでもオデウス辺境伯と繋がりを固め隙を見せず、守りが強固である事を内外に知らしめたいと、国王陛下に押し切られる事に。


国の為です。5歳児にしては背の低く少しふっくらしていた私はとても不安でしたが頑張るしかありません。


春の日差しが優しく、花のほころぶ頃、殿下との初顔合わせとなりました。


「メーナ、私ちゃんと出来るかしら。」


「お嬢様。大丈夫ですよ。あんなにもご挨拶や、マナーの練習を頑張っておられたではありませんか。」


私の専属侍女のメーナが優しく労わってくれます。


私にとって10歳上の頼りになるお姉さんの様な人です。

髪はチョコレート色で深い緑の瞳で優しく見守ってくれます。


この時まだ前世の記憶がありません。あれば心強かったかも知れません。


「お前はまだ五歳だ。必要最低限出来ていれば良い。」


「!お父様ありがとうございます!わたくし、がんばります!」


今回本当ならば、馬車に侍女は当主であるお父様と一緒には乗れません。


しかし、お母様が体調が優れず領地にお休みになられてる為、例外的に緊張して青ざめている私のために同乗を許して下さいました。


ちょっと強面カッコイイお父様。

背は高めで細マッチョな感じです。剣術の腕は国で一二を争うと聞きました。


私と同じ珍しい、紺の瞳孔に翠の縁の目、髪の色は紺に近い夜のような髪色をされています。

あんまり笑わないけどさりげなく優しいのです。


長い道中、熱が出ないようにゆっくりと予定を組んで下さいました。


お父様大好きです!


「あ!、お嬢様!お城が見えてまいりましたよ。」


二週間以上かけてやっと王都に着きました。

いよいよ王子様とのご対面が近ずいて来ました。

さて王子様頼むよ( ˘・ω・˘ )

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