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闇の勇者のひとりたび  作者: 大豆さん
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2


周囲から聞こえる騒がしい声に目を開けると、西洋風の街並みに様々な生物が混在する異様な風景だった。この時ゲームの世界にいることを感動した。


早くミサ立ちに会いに行かなければならないが、他のプレイヤーがウィンドウと声に出しているのが聞こえてしまい、好奇心に駆られ僕もウィンドウと口にすると、


僕のスキルや来ている服、所持金などが示されたものが目の前にでてきた。ここからLvアップ時の通知音なども設定できるようだ。そこからこの世界に降りたって約5分、なんやかんやの設定を済ませて急いでミサたちに会いに行った。



待ち合わせていた噴水にいたのは大きく手を振る小柄なエルフ?とぶすくれているずんぐりむっくりのドワーフ?だった。


「おっせぇーよ!!!!だからキャラクリあらかじめ考えとけって言ったのによー!」


「いや、ごめんごめん。お詫びに今日の晩飯はご馳走作るから許してくれ」


「それなら、まぁ……ハンバーグは絶対だぞ!豆腐で誤魔化したりしたらダメだからな!」



同級生とは思えないアホさ加減だ。まして、今のお前こそハンバーグに近いような気もするぞと思ったが、言うのはやめておいた。俺は大人だからな。


「お兄ちゃんは種族はヒューマンだよね?スキル構成はどんなの?」


「そんなのは移動しながらでも話せるだろ!早くチュートリアルを終わらせたいだけど」


妹の質問に応えようとすると、また大輝に急かされた。それにチュートリアルとはなんの事だ?と大輝に聞いてみると


「ここではハクだぞ。それとウィンドウはまだ開いてないのか?そこからクエストでチュートリアルってのがあると思うぞ」


大輝はハクという名前にしたそうだ。なんでも名字が取ったらしい……やっぱりこいつは友達だな。そんなことはさておき、言われたとおり確認してみると


―クエスト―


チュートリアルを達成せよ。

1.神殿に向かいこの世界について知ろう。

2.冒険者ギルドに登録しよう。

達成報酬:HP回復ポーション10個、MP回復ポーション10個



ほんとだ。こんなのあるの気づかなかったな、ウィンドウについて知ってることを自慢してやろうとさえ思っていたのに……


「ほんとだな。じゃあ、神殿に向かうか」


「おう、早く行くぞ」


そう言って僕達は神殿に向けて足を進めた。

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