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7.僕らの会議

今回はスラスラと書き上げることか出来ました。


今更言いますが、この物語は勇者になって世界を救うとかそんな話をではないので、そこを注意して読んで欲しいです。


勇者は勇者として今後出します。


今思ったけれどタイトル合ってなくないか…?(汗)

僕が六大属性適性者…小さい頃から何の抵抗もなく全属性使えてたけど…まさか母様と同じだったなんて…


「ク、クリート!あああ、慌てるなよ!落ち着いて聞くんだ!」

「父様の方が慌ててますよ!落ち着いてください!」

「お、おう…まさかクリートが六大属性適性者だったなんてな…」

「僕だって驚きです…でも言われてみれば初めから全部の属性の魔法を使えてました…」

「もうその頃から才能があったのか…父さん負けたぞ…」

「父様には剣があるじゃないですか!」

「それもすぐに抜かされてしまうんだろうな…」

「あわわ…だ、大丈夫です父様!僕は魔法を主体の攻撃スタイルですから!」

「息子に気を使われる父親…無念……」

「父様ぁー!」


そんな茶番もいい加減にして、そろそろ本題の方に行ってはダメですか?


「で、父様。元の話に戻してもいいですか?」

「こんなに大事なことを『で、』で終わらせるとは…さすがは父さんたちの子だ…」

「魔法のことについてのご教授をお願いしま〜す!」

「ま、おいおいやってくとするか。そうだな、話を元に戻そう」


そう。僕らは薬を作るための魔法についてを一からおさらいしているところだったんだ。それが適性の話に逸れてから茶番が始まってしまったんだよ。


「さて、魔力の適性は話したから次は魔法についてだな」

「お願いします!」

「魔法を使うには魔力ともう一つ必要なものがある。クリート、分かるよな?」

「はい!詠唱です!」

「正解だ。そう、魔法を使うには詠唱が必要なんだ。詠唱は自身の魔力を魔法に変換する役割を担っている。クリートも詠唱について知っているだろう?試しに安全な土魔法の《砂生成クリエイトサンド》を詠唱してみろ」

「分かりました!え〜っと…『砂塵よ、全てを覆い尽くす大地の砂塵よ。我の魔力を受けここに顕れよ!《砂生成》!』」


サラサラサラ……


僕の詠唱が終わると同時に目の前の空間から砂が生み出されてきた。


「出来ました!……ってああ!バケトバケト!」

「おわぁぁ!そいっ!」


父様が近くにあったバケトを慌てて流れ落ちる砂の下に置く。


「少し間に合わなかった…」

「忘れてたから仕方ない。ついでに掃除も魔法でやってみようか。風魔法の《清掃風クリーンウィンド》がいいだろう」

「分かりました!『大地を駆ける清らかな風よ。我が魔力を持ってここに顕れよ!《清掃風》!』」


ヒュオォォォ!


魔法によって生み出された風がこぼれた砂を巻き上げ、バケトに入れていく。


いつ見ても便利だなぁ…


「…これでよしっと。片付け完了しました!」

「やっぱりクリートは詠唱の方も完璧だな!魔法に込める魔力量の調節や発音もしっかりしている。父さんはママほど魔法に詳しくはないが、それでも分かるぞ!」

「えへへ…」

「これはもう魔法に関することで父さんから教えることはなさそうだな!あとはママに聞くといい」

「分かりました!」

「ちなみに、詠唱を短かくする《詠唱省略》や詠唱無しで魔法を使うことができるようになる《無詠唱》っていうスキルもあるんだぞ?」

「そうなんですか!」

「父さんもな、《詠唱省略》を持ってるんだぞー!」

「すごいです父様!」

「はっはっは!クリートも頑張れば《無詠唱》を獲得できるかもな!」

「頑張ります!」


…などと言ったけど、実はもう持ってます…《無詠唱》…はい。いつもの通り山で修行をしてたら手に入っちゃいました。ここでいうと父様がパンクしそうだからあえていうのを避けました…


「では魔法についておさらいしたところで、次は薬について行ってみよー!」

「おー!」


父様のこのテンション結構好きです。前世の頃の病弱な僕と違って異世界ここでは一緒になって騒げるからね。


「さてクリート、薬を作るのに必要なものは魔力以外で何か分かるか?」

「はい!薬の大部分の元になる薬草と澄んだ水です!」

「そう!正解だ!まず欠かせないのが薬草だな。薬草はそれぞれ何に効くのか。そして、それを組み合わせることで効果が良くなるのか、はたまた悪くなってしまうのか…ともかく薬草無しでは薬は作れない!そしてつぎに水!これも薬を作るのに大切だな。ただ薬草と魔力があってま混ぜる水が無ければ始まらない!そして水も薬に適すも、の適さないものがある!適した水を使うことで効き目がグンと上がるのだ!」

「おおお〜!」

「ここからはどの薬草でどの薬を作ことができるか説明していくぞ!」

「お願いします!」


そこから父様の熱い薬草知識の授業が始まった。それはそれはとても有意義な時間だったよ。一度聞けば僕は《薬学者くすりや》の効果ですぐに覚えることが出来るから聞けるものは全部聞いた。


終わった後、父様はやり遂げた顔で下に降りて行ったよ。ありがとう、父様!


「よ〜し!この家も僕が繋いでいくんだ!これからはいつもより頑張らなくちゃ!」

『A.その意気込みはとても喜ばしいものですが、やり過ぎないように気をつけて下さいね』

「うん、わかった!さっそく明日から父様のお仕事のお手伝いから始めるぞ!」

『A.頑張ってください』


僕が未来に向けて意気込んでいると、その時…


『報告。祝福ギフト達成者おわらせたもの》による目的を達成。アイテム〈促進衣グロウコート〉を獲得』


《達成者》の目的達成によってアイテムが出てきた。


パサッ…

「なんか出てきた!なんだろうこれ?」

『A.どうやら《達成者》による報酬のようですね。《拡張世界(AR空間)》で詳細を見てみましょう』

「うん…」


僕は空中から突如現れたコートを注視して、《拡張世界》のウィンドウを開いた。


[名前:促進衣グロウイングコート 効果:促進 価格:??? 生産者:???

特別な素材を用いて作られたコート。これを着て何か物事をこなすと、成長や熟成などの効果が早まる。フリーサイズ]


価格と生産者の枠が『?』という初めて見る表示が出た。


「枠内がはてな?一体どういうことだろう?」

『A.おそらくこれは祝福による報酬…つまり神様から与えられたもの。として生産者が分からず、価格が付けられないということなのでしょう』

「ふ〜ん…そういうことかなぁー」

『A.基本的に神様と関わりのあるものはこのような表示になると思われますので、あまり気にしない方が良いと思います』

「そっか。じゃあ気にしないでおこう!それにしても促進かぁ…例えばどんなものに使えるかな?」

『A.そうですね…挙げるとするならば、植物の成長、ワインなどの醸造や発酵などの時間短縮でしょうか』

「おぉ!そんな事ができちゃうのか!」


そしたらもしかすると、薬を煮込んで作るときのあの工程も早くなるかも?これは色々と役に立ちそう!


「これは明日使ってみよう!クローゼットにしまって〜」

『A.そして明日忘れるパターンですね。分かります』

「ちょ、ちょっと!本当に忘れそうだからやめて!」

『A.その時は私が知らせますのでご安心を』

「そう…?お願いできる?アベル」

『A.お任せください。マスター』


まったく…どこでそんなことを知ってくるのかしら。…………あ、僕の記憶からか。


「う〜ん…お昼ご飯まで暇だから、外で魔法の練習でもしようかな」

『A.それでは私は得た情報の整理をしていますので、ご用があればお呼びください』

「うん。ありがとうね」


僕は家の庭に出て、魔法の練習をすることにした。


「今日は朝の特訓ができなかったからそれからやろうかな」


僕がいつも朝に山へ行って行なっている特訓はこう。


「すうぅぅぅ……はぁぁぁ…」


まず初めに精神統一。気持ちを落ち着かせてこれからやる特訓の効率を上げるんだ。息を吸ってゆっくり吐く、これを5回。


「…………………………」


次に体の魔力を操作する特訓。これをする事で色んな場所で魔力を集めたり、魔法が撃てたりするんだ。両手両足、頭でそれぞれ魔力を集めたり解いたりする。これを10セット。


「…よし。今日は短剣だね」


その次にやるのは色んな武器の素振り。日によって使う武器を変えてどんなものでも使えるようにしてるの。最初は片手剣だけで精一杯だったけれど、今は両手剣や斧なんかもやってて20種類くらいの武器は使えるかな?これは素振り200回を5セット。回数は武器にもよるけどね。


「よいしょ…よいしょ…」


最後は筋トレをして終わり。腹筋、腕立て、懸垂などの基本的なものを500回ぐらいずつ。やっぱり運動できるって楽しい!


「ふう…いい汗かいた。水浴びしに行こう」


これが僕の朝の特訓。終わったら水浴びしてさっぱりするのが好き。


ザバァー

「ひゃー!冷たくて気持ちいい!」


僕の家の庭には地下水を汲み取るための井戸があるんだ。家の中で使う水は魔法で貯めてるけど、こっちは作業とか薬を作ったりするときに使うの。綺麗な地下水だから冷たくて美味しいんだ!


水浴びを済ませ、魔法で服を乾かしていると、誰か外の方からやってくる数人の人影が。


一体誰だろう?


「あ、いた。おーい!クリート!会いに来たぜー!」

「ゼブルじゃないか!」

「ボクたちもいるよ〜」

「ゼブルがどうしてもって言うからついてきて差し上げましたわ」

「エリスにミカルも!いらっしゃい!」


いつも一緒に遊ぶメンバーが遊びに来た。


「おう!元気そうだな!」

「僕はいつも元気だよ。それで今日は何しに来たの?」

「昨日ボクたち、祝福を授かったじゃないか。それをみんなで発表し合おうってなったんだ」

「おー!いいね!」

「わたくしは別にあなたたちの祝福なんて興味ありませんけど、せっかく集まったんですわ。聞いて差し上げますわ」

「なんだよエリスー。さっきまで一番クリートの祝福気になってたじゃーん」

「う、うるさいわね!」

「あはは。それじゃあ僕の部屋でお話ししようか」

「さんせー!」

「お邪魔します」

「失礼するわ」


母様にみんなが遊びに来たということを伝え、僕の部屋に連れて行く。


そういえば、いつも外で遊んでばっかだから僕の部屋に来るのは初めてだな。


「やっぱクリートの家はでかいなー!」

「そうかな?あ、ここだよ。ここが僕の部屋。僕、飲み物もらってくるから先に入ってくつろいでて」

「おう!」

「ボクも手伝うよー」

「別にいいよー。ミカルもくつろいでてー」

「…うん。わかった」

「ここがクリートの部屋ですわね…」


なんかエリスの声が少し変だったけど、気にしないでいいや。母様にみんなの分の飲み物もらいにいこう。


「おまたせ〜。ゼブル、何やってるの?」

「いやな、お前の部屋魔道書ばっかあるから他に何かないかな〜って」

「ボクはやめておいたらって言ったんだけど…」

「別に見える他には何もないよ。そのクローゼットの中も服しか無いし」

「おわ、本当だ。服ばっか…」

「別にそんな驚かなくても…普通じゃないの?」

「いや、確かに普通だけどよ、人のクローゼットの中ってきにならなっちゃうだろ?何か入ってないか」

「え〜…そうかなぁ?」

「あ、ボクは少し分かるよ。どんな服を着てたりとか気になっちゃう」

「わたくしはそんな事、微塵も思いませんわ」

「え〜…エリスだって気になるだろ〜」

「そんなことは一切あり得ませんわ」

「またまた〜」

「うるさいわね!今日はそんなことをしに来たんではなくてよ!」

「ちぇ〜…」

「エリスの言う通りだし、そろそろね?」


ゼブルがエリスに怒られるのは日常茶飯事。いつもの風景で毎日楽しいな。


「それじゃあ準備するね。よっと、追加の《視覚不能な手ハインディングハンド》」

フワフワフワ〜


無属性魔法の《視覚不能な手ハインディングハンド》。これは名前の通り見えない手を生み出す魔法だよ。あまり力は無いけど、コップとかなら普通に持てるし、机だって何本も合わせれば運ぶことが出来ちゃう。


飲み物もこれで持ってきたんだ。使えると結構便利な魔法だよ。


「相変わらずクリートは魔法がうまいな!今のも無詠唱だろ?」

「まぁね。僕は魔法を使うぐらいしか上手く出来ないし」

「いやいや、色んな種類の武器を使える人が魔法しか出来ないは違いますよ。ボクなんて使えるのはこの剣だけですよ?魔法なんてからっきしですし」

「そうだぞー!その才能俺にもよこせ〜!」

「それだけは出来ないなぁ」

「なんだと〜!」

「盛り上がるのはよろしいですけど、そろそろ話を進めませんこと?このままでは日が暮れてしまいますわよ」

「あ、そうだね。ありがとう、エリス」

「べ、別にあなたのためにやった訳ではありませんわ!勘違いしないでくださいまし!」


いやぁ…ついつい話が横道にそれちゃうね。大体ゼブルが発端なんだけどさ。


さて、気を取り直して。


「では、『第23回僕らの会議』を始めたいと思いまーす!」

「いえーい!」

「ワーワー!」

「……………もうさすがに慣れましたわ」

「今回の議題は何でしょう!ゼブルくん!」

「はい!今回はみんながもらった祝福について話し合いたいと思いまーす!」


騒がしく始まった僕らの会議。これはいつも僕たちが何か話し合いをする時に使ったりしてる遊び。ちなみに、会議名が思いつかなかったから名前は適当だよ。


「じゃあ誰からいこうか?」

「はい!俺から俺から!」

「それではゼブルくんからの発表です!」

「あい!俺がもらった祝福は《猪突猛進つきすすむもの》と《守衛者まもりぬくもの》だぜ!」

「なるほど。その祝福の効果は?」

「えっとな…確か、《猪突猛進》が突撃攻撃が強くなるってやつで…《守衛者》が防御が硬くなるだったはずだ!確かそんなもんだったはずだ!」

「まったく…自分の祝福の内容ぐらい覚えなさいな。わたくしは初めて聞いた時に全て覚えましたわよ」

「うるせいやい!実戦で経験積むから良いんです〜」

「そんなことしてるといつか足を取られますわよ」

「別に良いもーん。そこからすぐに立ち直すから大丈夫だもーん」

「先が思いやられますわ…」


あはは…まあ、エリスの意見の方が僕的には正しいかな。ゼブルの言うことも分からなくはないけど、いざという時に対応できなくなりそうだからそこは注意してあげなきゃね。


「次は誰にする?」

「あ、ボクいいですか?」

「どうぞ」

「ボクが授かった祝福は《反射蓄積リターンダメージ》と《重過攻撃おもいいちげき》ですね」

「ふむふむ。内容は?」

「まず、《反射蓄積》は自身が今までに受けたダメージを一撃に乗せて返すことができるみたいです。そして《重過攻撃》は体の力の制御を外して、強い一撃が撃てるみたいです」


ポケットから取り出した紙を見ながらミカルはそう告げる。


「うーん。それじゃあミカルは防御役タンクが相性いいのかな?」

「そうですわね。ミカル、あなたいつもその奇妙な形の剣を持っていますけど、それがあなたの武器でよろしいわね?」

「うん、そうだよ。これは『刀』って言って、東の方の国ではよく使われてるんだって。結構頼り甲斐のある代物だよ」

「刀かぁ…この世界にもあるんだ…」ボソッ

「何か言った?クリート」

「ううん。何でもない。それでミカルはどうする?この祝福だと防御役が良さそうだけど…」

「ボクは大丈夫だよ。このメンバーには盾役がいなかったからさ、丁度いいと思うんだ」

「そっか、ありがとう。みんなのことも考えてくれて」


これで二人目の発表が終わったね。


「次は…」

「わたくしですわね。わたくしは《援護支援サポートステーション》と《魔力解放マナブレイク》を授かりましたわ」

「お、どんなやつなんだ?早く早く!」

「慌てなくても教えますわよ。《援護支援》は支援系の魔法の効果が上がりますわね。それに重複させるようになるみたい。次に、《魔力解放》は名前の通りにわたくし自身の魔力を一気に使って魔法を行使できるようになるみたいですわ。それだと、使った後に倒れてしまいますけど…」

「《魔力解放》は難しそうだけど、《援護支援》はすごいね!じゃあエリスは回復役ヒーラーになるのかな?」

「そうですわね。幸い、わたくしは治療魔法が使えますし丁度いいのではないかしら」

「エリスが回復役〜?逆にひどくなりそうだぜー?」

「なら今からあなたに痛みを差し上げましょうかしら?」

「わー!ちょっ!やめて!痛い痛い!」


余計なこと言うから…自業自得だよ、ゼブル。


僕以外のみんなはもう発表し終わったね。


「じゃあ次は僕の番だね」

「来た!我らが期待のリーダーの出番だ!」

「どんな祝福をもらったのでしょう?」

「僕がもらったのは《薬学者》と《全調薬》

だよ。《薬学者》は薬に関することならなんでも覚えれて、《全調薬》は器具があれば薬がいつでも上手く作れるようになるみたい」

「………………」

「………………」

「………あー…」

「…?どうしたのみんな?」


え?なんなのこの空気?僕何か変なこと言った?


「あー…あれだクリート。薬屋にバッチリな祝福でよかったな」

「そ、そうです!まさに薬屋の息子として素晴らしいものじゃないです…か」

「………………」コクコク


………あ〜…なるほどわかった。

なぜこのような空気になってしまったのか、完全に理解した。


「別に戦いに使えるような祝福がなかったからって落ち込んでないからね!?」

「いいんだクリート…泣いてもいいんだぞ…」

「あなたは立派です…でも今日くらい泣いてもいいんですよ…」

「わたくしたちは絶対にそれを口外したりはしないわ…」

「ああ」「そうです」

「やめて!可哀想に…って目で見ないで!逆に悲しくなってくる!僕は別に大丈夫だから!」

「意地を張らないでもいいんだぞ…」

「楽になってください…」

「だから違うってばー!!」


僕は必死に説明した。みんなが納得してくれるまでずっと。僕が強がってると思ってなかなか信じてくれなかったけど、なんとか理解してもらえた。


「なんだ。そうだったのかー」

「心配しましたよ〜」

「わたくしは別に最初からそうだと思ってましたわ!」

「なんかもう疲れたよ…」


なぜ話し合っただけなのにこれほど疲れたのか……あ゛〜…ポーション飲み゛たい゛〜…


これで僕ら全員の祝福が発表し終わった。これから何しようか?と、話していると…


グゥ〜〜〜!


「「………………!!」」

「お腹すいたな」

「だねー。もうお昼か〜」


全員のお腹が同時に鳴った。


ミカルとエリスはとっさにお腹を抑えて顔を赤らめていた。


どうしよっか。どこかに食べに行く?と言う話をしていると、下から母様の声が聞こえてきた。


「みんな〜。お腹すいたでしょ〜?お昼ご飯用意したから食べにいらっしゃ〜い」


どうやら母様がゼブルたちの分も合わせてお昼ご飯を作っていくれたみたい。


僕たちのお腹が鳴ったのを聞いたかのように丁度呼びかけがきた。


「母様がああ言ってるし、みんな一緒に食べようよ」

「まじで!?」

「よろしいのでしょうか…」

「家に連絡をしなければ…」

「僕が母様にお願いしてくるよ!ほら、みんないこ!」

「「「…………」」」


三人は顔を見合わせ、頷きあう。

どうやらお昼ご飯を食べていくようにしたみたいだ。


僕たちは下に降り、母様の料理に舌鼓を打つのだった…

ちなみに、作者は運動が全くできません。一度あんな風にしてみたいものです。(泣)

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