女性の悲鳴が聞こえる……もちろん無視します
申し訳ございまさんでした!!
これから他の作品含め、ちょこちょこ投稿していきます。
え、ええええ!!!
オーバーキルすぎないか⁉︎それと結構グロいな。
まあ、HPに対して、筋力が強すぎるか。
……あれ?硬さはモンスター共通なのか?ドラゴンとイノシシが同じ硬さ?
これは、隠しステータスとかあるかもしれないな。
まあいい。これで、経験値ももらえただろう。
瞬間、ゴールデンボアの体が消えた。
ゴールデンボアを倒しました。
経験値を獲得しました。
レベルアップ!
レベルアップ!
レベルアップ!
……
……
……
レベルアップ!
レベルが1200になりました!
ゴールデンボアの毛皮を獲得。
ゴールデンボアの牙を獲得。
ゴールデンボアの肉を獲得。
ゴールデンボアの魔石を獲得しました。
………や、やばすぎぃ!
1200⁉︎1体でだよなぁ!
…… 俺がどれだけポケットなモンスターを育てる
ゲームで100まで上げるのに苦労したと思ってるんだ。まあ、最近のあのゲームは学習装置の効果1匹だけではないみたいだから、早くなるみたいだが。
それにしても呆気ないな。
どれだけ俺、強いんだよ。いや、ワンチャン他の人も
こんなもんか?
即死スキル、持ってる人もいるかもしれないな。
まあ、とりあえず街にでも向かおう!
情報収集は大切だからな!!
……気楽に考えているアルーフ。彼が持つ規格外の力を、他のプレイヤーはおろか、彼自身も未だ知らない。
「…………」
今何か聞こえたような?
「誰か助けてくださ〜〜い!」
少女の悲鳴が聞こえる!周りを見渡すと、青いボア
に追いかけられながら、徐々にその距離を詰められながら懸命に走る少女の姿があった。
これはあれか!命の危険がある少女を圧倒的な力で救う。少女に頼りにされながら仲を深め、いずれ恋人になるフラグか!!?
アルーフはぼっち特有のその頭の回転の速さで、この状況をいち早く理解した。
そう、いち早く理解したが故に……
「よし、逃げよう。」
そのまま少女に関わらないことにしたのだ。
あんなやばそうなボアを倒したのだから、青い、ごく普通なボアぐらい倒せるとは思う。
俺の中学時代の教師が、口癖のように話していたことがある。
「自分の手の届く範囲でできることなら、積極的に人助けをしよう。それは相手のためにもなるし、ゆくゆく自分のためになる。必ず人助けという行為はWINーWINな関係になるからね。」
その言葉が頭に流れ、当時それを聞いた自分も思い出した。そう、
「なわけねぇだろうが!!!」
相手のためになるのはもちろんだ。しかし、自分のためになるかどうかは状況次第だろう。基本は自己満足にしか過ぎず、場合によっては不幸が訪れる。
だいたい、助けて〜〜とか叫びながら逃げるのもムカつく。助けてとはつまり、他の奴に自分の抱えている問題を解決しよと強要しているのだ。
そして、それが叶えられて当然だと思い込んでいるのだ。
ふざけんじゃねぇ!1人でなんとかしろや!!
無理なら死んでリスポーンして、今回のことを反省しろ!それが自分のためにもなるだろうが!!!
「な、なんで逃げるんですか!!?助けてくださ〜〜い!!!!」
「残念だけど、それは無理だ!てか、手前で投げておいて、俺も逃げるとキレるとか冗談じゃねえよ!!
周りに甘やかされすぎだ!!じゃあな。」
少女は知らなかった。彼の他とは違う考え方を。そして、そのイカれたステータスを。
みるみる姿が離れていく。
「ま、待ってくださいよ!!……おい、待てよ!!!」
もちろん待つはずもなく
「アディオス!!」
お決まりの展開を鼻で笑い、ぶち壊す。
それがアルーフという人であった。
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