あ、もうこれ勝ちゲーやわ
やっとこれでアバター作成は終わりです。
主人公ははたして、どんな力を手に入れるのか
ユニークスキル【ゼウス】獲得
ユニークスキル【クロノス】獲得
ユニークスキル【成長(究極)】獲得
は??なんだこれは?ユニークって、1人しか持てないっていう?ゼウス、クロノスって、神さまの名前じゃねえか‼︎
「いやー、すごいねぇ、すごいねぇ。まさかこの3つを当てるとは。正直、あまりの驚きに吐きそうだよ」
「いや、待て。なんだこれ!ユニークスキルってなんだ、ゼウス、クロノス、成長(究極)って!」
「待って、待って!いま、説明するね。」
「いいかい、まず、本来このゲームは自身のまでステータスやスキル効果はわからないんだ。」
「は?なんだそれ!手に入れても意味ないじゃないか!」
「もちろん、わかる方法はあるよ。
例えば、アイテムでそれらがわかることができるよ。他にもスキル【鑑定】を使えば判明するよ」
「でも、隠蔽スキルとか使われると分からなくなる
そこは、スキルの上位の有無や、魔力値なんかで変わってくるんだ」
要するに、俺は自身のスキルについて分からないということか?
「つまり、本来なら自身のスキルに詳しく知ることができるものは限られている。【鑑定】を持っていないとだからね」
「しかし、例外もある。アルーフくん、自身の
ステータスについて、知りたいと思ってみて」
よく分からないが、やってみよう。
ステータスオープン‼︎
名前:アルーフ
レベル:1
種族:神
性別:男
年:17
HP:5000億
MP:1000億
筋力:1000億
魔力:1000億
運 :∞
スキル:ゼウス ・神眼・雷神・天空神・大神
・全知全能
(デバフ)成長マイナス25倍
※成長がマイナスの場合、レベルが 上がることはありません
クロノス ・時神・神をも喰らいし者
(デバフ)成長マイナス25倍
※成長がマイナスの場合、レベルが上がることはありません
成長(究極) ・成長150倍
……なんか凄いことになっている。
「おい、なんだよ!種族が神⁉︎スキルがチート臭
凄いぞ!そして、デバフが酷すぎないか⁉︎
あと、運が∞ってなんだーーー!!!」
「まあまあ、落ち着いて。そうだね〜。まず、ユニークスキルは全部で5つ
あるんだ。その3つを引く可能性は、宝くじで
100回連続で1等引くよりも高いよ。」
は⁉︎つまり、当たらないと言い換えてもいい確率ということか。まあ、当てたが。
「そして、成長のスキルは弱い方から小、中、上、
極大、究極がある。極大ですら、このゲームで1人当てられるかどうかの確率だよ」
「よかったね、当たって。それで、詳しい説明をすると、ゼウスというスキルはいわばフォルダ。
その中に複数の力を持っている。いま、アルーフくんがステータスを観れたのは神眼の力だよ。」
「なるほど。神眼については、【鑑定】の上位互換というところか」
「そうだね。隠蔽系のスキルが効かない、全てを見通すことができる眼だよ。」
やはり、チートだな。
「ステータス値については、神のスキルの影響だよ。ゼウスはHP、筋力を上げ、クロノスはMPと魔力を
上げたんだね。」
「ちなみに、筋力は単純に力、魔力は魔法であったり、魔法系のスキルの威力を高めるよ」
「他のスキルについては、自分で調べてね。」
「ああ、わかった。これでアバター作成は終わりか?
「うん、これで終わりだよ。お疲れ様。」
「これで君は、圧倒的な強さを持って始まりの街に行くんだ」
真っ白い空間に光が広がる。
「良い異世界ライフを‼︎また、どこかで会うときはよろしくね」
光が俺を覆う。そして――――
目の前には終わりが見えない草原があった。
心地よい風が俺に吹く。
ああ、これからだ。これから俺は……
「最強になって、ハナの友達になる!!!!!」
それは、友達が1人もいない、ぼっちの悲しくも
あり、高らかな宣言であった。
お読みいただき、ありがとうございます!
次回からはついにゲームスタートです。
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