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~すべてを取り戻す為には僕はなんでもするだろう~

初めて書きました。

おもしろかったら読んで下さい!!

第1話 夢と現実


僕には・・いつも見る夢がある・・

そこでの僕は・・すべてが自由だった・・

そこでの僕は・・他者が抗えないほどの強者だった・・・


平素では人々の羨望や憧れ、嫉妬の混じった眼差しを一身に受け、街を闊歩する・・

戦場では寡兵をもって劣勢を覆し、大軍を率いては皇国の為に敵対する国々を蹂躙していく・・


何十・何百・何万の返り血を浴びながらも戦場を駆け抜け戦う僕の事を、敵味方含めいつの間にか

皇国の「鮮血の悪魔」「赤き死神」などという二つ名で呼ばれていた。

正直、この二つ名は尊敬というより忌みを含んでいることもあって僕は好きにはなれなかった。


◇ ◇ ◇

「準備は出来てる?」

小高い丘の上に立ち囁くように言ったその言葉は、風の精霊たちが部下たちの耳元に届ける。

『『はっ!!!滞りなく!』』

息を合わせたかのように部下たちが答える。今、僕の目の前には僕直属の精鋭500名ほどの騎士たちが

整然と並んでおり、皆が赤黒色で統一された鎧を身にまとっている。

僕が決めた訳ではなく、僕を支える古参の仲間たちが自ずと身に着けていった結果であり、今では皇国の

最精鋭の象徴でもある。

僕自身は二つ名が「赤」を表していることもあって、正直最初はこの赤黒色の鎧は好きではなかったのだが・・。

それでも二つ名が広まるにつれ、僕の心情を察した仲間たちが一人に負わせるものではないと一人、また一人と身に着けてくれた結果、先にも述べたが今はこの色が僕直下の隊の象徴であり、僕や仲間たちにとっては結束を表す象徴である。

・・無論、初期の事は赤黒色の鎧は疎らであり統一感の欠片もなかったのだが。


そして、僕の左右に副官が傅く。

皇国の誇る最強の12人に名を連ねる2名の男女。

1人は獅子の名を賜りし銀髪の貴公子然とした男・・

もう1人は聖女の名を賜りし銀髪の美しき女・・

「〇〇さま、参りましょうぞ!!」

「〇〇さま、お共致しますわ!!」

ん??僕のことを今なんて呼んだんだ??てか、僕の名前は・・・思い出せない・・・

君たちは僕の大切な部下であり仲間であり友でもあるのに・・君たちの名前も思い出せない・・・

僕は誰なんだ??

君たちは??


それにここは何処で、一体何処に向かおうとしているんだ?????

「×××こ×××わ××」声に出そうにも言葉にならない・・


「ここは一体どこなんだよーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」


パコーーン!!!

「いつまで寝てんのよ!!!!!」

スリッパで僕の頭を叩いて起こしたのは妹のリオナであった。


「・・なんだ、リオナか・・・」

「なんだリオナか・・じゃないわよ!!もうお昼なんだからね!!

今日は私の買い物に付き合ってくれるって約束してたじゃない!!もーーーーーーーーー!!!!」

そういって頬を膨らませて怒る妹のリオナは昔からこんな感じで、僕がいうのもあれだが

The・ブラコンて感じだ。

今年の4月から同じ高校に通う事になった妹は正直ひいき目に見ても可愛い。少し前まで清楚系でお嬢様ぽかったが今では髪は茶色に染めて、スカートは短いし、メイクはバッチリで・・所謂ギャルにジョブチェンジしてしまった。たぶん、僕がギャルが好きだって言った影響は少なからずあると思う。

一見遊んでいるように見えるが、根は変わらず真面目だし性格もいいけど今のところは彼氏はいないみたいだ。


(なんで彼氏を作らないんだ?間違いなく某アイドルグループにいてもおかしくないレベルだと思うんだけどなあ?胸が残念だからか???・・・リオナよ、可哀想に・・)


「何ニヤニヤしてるのよ!気持ち悪い!!ってか、またいつもの夢でも見てたんでしょーー??

お兄ちゃんやめてよね!厨二病は!もう高3にもなって。

同じ高校に通うのに厨二病の妹だなんて思われたくないんだからね!!!!!」

「うるさいわ!!こっちも見たくて見てる訳じゃないんだからさ・・

でも妙にリアルなんだよねー。風の匂いとか、土の香りとか、街の風景とか・・・

まっ、リオナに言っても分からないか・・・」

夢の出来事を思い出すと、名前以外はすぐ思い出せる。普通、夢の出来事なんてすぐ忘れてしまうのに

鮮明に思い出せてしまうから不思議だ。


「そんな事より、早く買い物に連れてってよ!!!!」

そういうと、妹に急かされるまま僕は身支度して買い物に付き添うのであった。



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