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鳥への道標

周囲の傭兵達を片付けたところでキキは立ち止まる。

そして…。


「鳥人族!自由飛行!」

今度は鳥人族を呼ぶ。

ただ自由に飛べるだけ。鳥として当たり前のこと。それが自分たちのスキル。鳥が飛ぶのは人が歩くのと同じだ。そんな基本的な行動でしかないスキルでなにをするのか。鳥人族は監視班も迎撃班も一瞬でも見逃してなるものかと、目を皿のようにしてキキが舞う全てを焼き付ける。


バサァッ!

キキに翼が現れ空に羽ばたく。

そのまま上空へ上がると腰に携えていたナイフを抜く。


シュゥーンッ!

ナイフを抜いたキキは錐揉みしながら急下降し始める。


スピードを殺さず、傭兵達の一団に突っ込みナイフでミキサーする。

そして、地面にぶつかる寸前で急上昇を行なった。

地上にはバラバラになったり傷だらけになった傭兵達が倒れていた。


この動きももちろん昔取った杵柄だ。

エアロバティックスについて散々調べたのだ。お陰で、ブルーイ○パルスの実飛行を2度見に連れて行かされた父親涙目である。


「くそっ!これでも喰らえっ!」

バシューンッ!

1人の傭兵が風の魔法を放ってくる。

ブォーッ!

ドーッン!

バチィーン!

ブシャーッ!

他の傭兵達も後に続いてそれぞれが魔法を放ってきた。

最後のだけは梨の非公認ゆるキャラかと思ったけど。


その全てを錐揉み、旋回、後方宙返りなどアクロバティックに躱して行く。

本当に戦闘機のようだ。


全ての魔法を躱して傭兵達の頭上1mくらいの位置まで来るのに十数秒。この速度で迫って来る飛行物体からの斬撃を交わす方法など、生身の人間は持っていなかった。


キキがその場を離れた時には、そこに命ある傭兵達はいなかった。

その後も空中からの攻撃に対処できない傭兵達は皆屍となり地面を転がるのだった。

傭兵、残り200人。

誤字などありましたら適宜修正していきます。

次回も是非お楽しみください。

ブックマーク、評価よろしくお願いします。

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