転生の瞬間!ここはどこ?
(なんだ、この感覚。身体が溶けているような心地いい感覚だ。)
熱で身体が溶けちゃったかな?
なんて、冗談のようなことを考えていると、隣の部屋から聞こえるようなくぐもった声が聞こえた。
「ついに!ついに完成しましたぞー!!我が主人である魔族の王が求める秘薬キキソニンSが!!!!」
くぐもってはいるが内容はなんとなく理解できた。
(変な夢だな、魔王でも薬とか飲むんだな。流石、医学の進歩は魔王をも越えたのか。ってか、キキソニンSってなんだよ、某有名鎮痛剤の親戚か?ロキ○ニンは偉大な薬なんだぞ!)
自分の夢であっても、パクリっぽい変な名前だであっても、医学の進歩は嬉しい物だ。
その後も訳わからないことを騒いでいる声から意識を逸らすと、ゴボゴボと言う音と共に急に身体が引っ張られるような、何かが混ざってくるような、何かに吸収されているような、何かが自分になるような変な感覚に襲われた。
(うぉ!なんだこれ!これ絶対ヤバいやつだ!なんとかしないと!)
そう思った瞬間、周りから言いようのない不思議な力が集まってきた気がした。
ドドンッ!!!!!
その瞬間、体の周りで大きな爆発が起き、おれの体は爆発とともにどこかに飛ばされた。
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「…んっ。ひどい夢だった…。なんだったんだ。」
目を覚ますと、そこは知らない天井…すらなかった。
満点の星空が広がっており、一瞬意識を呑まれるほど綺麗だった。
誤字などあれば適宜修正していきます。
次回も是非お楽しみください。
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