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はじめての授業

「うわあああああああ!!!」


カイトが教室で大きな声をあげていた


「ど、どどどうした!カイト!」


耳のいいウェアウルフのジラートが耳をおさえながら答う


「ど、どうしたって!首が!首が!頭!?」


カイルの動揺にアイネスは静かに目だけをむけて少しため息をついて


「私デュラハーン一族ですの、驚かせてしまいましたか?」


すると首から黒い霧が出たかと思うと頭がういて体に戻っていった


「デ、デュラハーン?デュラハン?デュラハンと言えば漆黒の鎧で全身覆われているんじゃ?」


カイトが驚きを隠さずアイネスにきいた


「それはデュラハンが魔力を全身に纏い戦闘態勢になった時のものですわ普段は魔力消費を抑えるために鎧は身に纏わないんですの」


アイネスは髪をかきあげつつ当然のように答えた


「それはいいとして、次の授業に遅れますわ行きますわよ。次の授業は剣術の授業でしたわね調練場に急ぎますわ」


そうアイネスが話している間ジラートは耳をずっとおさえていた





「アイネス!俺剣術の授業はじめて何だけど、何か用意する物ないかな?」


「そうですね、普段なら訓練着があたえられるのですがカイトさんは入ったばかりなので今日はその軽装でもよろしいかと」


「剣とかは調練場にあるから、大丈夫だよ~」


「そうそう、相手は俺がしてやるからさ気楽にやろうぜ~」


しばらく廊下を歩くと二つのドアがみえてきた



「結構でかいドアだなぁ」


「色んな方がいらっしゃいますから、私達はこちらなので必要な物以外はそちらの男性用更衣室ではずして入ってきてください」


「まったね~」


笑顔で手をふりつつアイネスの後にエレミアも入っていった



「俺達もいこうぜ」


「ああ、そうだな」


ジラートに促されて更衣室で必要のない物をはずした後調練場へと入っていった


「ここが調練場か~なかなか広いな、地面もしっかりしてる」


「まぁ、ここは近接戦闘・近接魔法何かを訓練するところだからなぁそれなりに広くなくっちゃな」



「お二人ともこちらですわ、こちらで待機してください」


「こっちこっち~」


教室の生徒達が中央に集まっていたその端にアイネスとエレミアがいた


「ここで時間になるまで待機ですわ」


「近接専門の教師はこわいよ~」


「そ、そうなのか?俺ついていけっかなぁ」


「大丈夫だろ~あの先生むちゃはしないだろうし・・・多分」


カーンカーン!高く大きな鐘の音が3秒ほど続いた


「授業かな?」


「授業だな」



「やぁやぁ諸君またせたね実に何時間ぶりだろうか昨日ぶりいやいやさっきぶり」


少し小柄な銀髪の女性がすたすたと歩いてきた



「んじゃ授業をはじめますかね」


「え~今日からこのアタシの授業をはじめてうける生徒がいるので今日は基本的な型から!と思ったか!模擬戦だ!」


「皆、木剣の用意は出来ているな!」


「3本勝負だ!近くにいるものと組め!危ないと判断したらアタシがとめる・・・以上だ!」



「え、それだけ?」


「まぁ今日は運が悪かったと思いな」


「んじゃ俺とって事で2本先取りで引き分けの時はそこで終了だな」


「わかったよ、やるかぁ・・・緊張してきた」


「気楽にやろうぜ」


「私達は向こうでやりますわではまた後で」


エレノアは軽く手をふってアイネスについていった



「構え・・・はじめ!!!」


大きな声が響くと同時にジラートの姿がみえなくなった


「悪いがササッと終わらせてもらうぜ」


声だけがどこからか聞こえてきたと思うと視界が空をみていた


「お前なぁ・・・油断しすぎだろ~」


「いてて・・・何されたかわっかんねぇ~」


「たてよ~次いくぞ~」


「次は簡単にとらせね~」


そう言うとカイトは目に魔力をとおした


「ま、強化は基本中の基本だわな・・・」


ジラートの動きが視認できるぐらいにはなっただろうか?


ジラートはしゃがみつつ木剣を前にして走ってきたさきほどは風をきるような速さだっただろう


身体強化した体はそれを視認した


構えた木剣を横になぎ払った


つもりだった・・・体の強化を忘れていた


再びジラートの一撃をくらい空をみていた


「お前・・・今俺の動きみえてただろ何でそれで動けねぇんだよ」


ジラートはあきれながら手をさしのべてきた


「体の方に魔力とおすの忘れてて・・・」


「俺の動きみようとしてか?」


ジラートは苦笑していた


「次は負けねー」


「それよりもよ、あそこみてみろって」


「んー俺をみてた赤髪のやつと誰だあの子」


「赤髪のやつはミゲル、種族はドラゴニュートだ相対している水色の髪の女はカミエラ種族は何と天使」


「天使かぁはじめてみたなぁ」


カミエラがチラりとこちらを見た


ミゲルがカミエラに向かって木剣の3連撃をあびせにいった


カミエラは2回はじくと後はうけながして素早く体勢を整えミゲルに刺突をした


ミゲルは少し苦悶の表情をし膝をついた


「はいはーい!!!終了だよ!終了!授業時間もいい頃合だ!集合!!!」


その声に従い皆銀髪の教師の前に集まった


「今日はなかなか興味深い組み合わせが多かったな!次の授業までにもっと強くなっていろよ!以上!解散!」


「適当だな・・・」


カイトが呟く


「あの人はいつもあんな感じだぜ、まぁでもちゃんと授業する時もあるからな」


「そうなのか・・・」


「そうなのだ!!!」


後ろから大きな声が響いた


「やぁやぁ健全なる青少年達よアタシの授業が何だって?」


「せ、先生の授業は勉強になります!」


ジラートが直立敬礼をしていた


「アハハ・・・」


カイトは乾いた笑い声をだしてしまった


「うむうむ、そのとおりそのとおり勉強してくれよなぁ」


満足そうに頷いている


「ところでカイト君アタシの名前はフェリスっていうんだ名乗るの忘れてた、得意な属性は氷だ」


「えっと俺の得意属性は光と・・・」


「あー・・・うん、いいよ別に名乗らなくて資料には目を通したからね。」


フェリスは頭をかきつつカイトをジッとみた


「今度アタシと勝負する?」凄い笑顔だった


「先生~!!!悪い癖やめてくださいよ~!」ジラートがフェリスをとめた


「え~い!雑兵は黙っていろー!」


「あの、先生少しよろしいでしょうか?」


カイトが困っていると横からアリエスが喋りかけてきた 隣にエレミアもいる


「ん?」


「次の授業もありますので教室まで案内したいのですが」


「あーうん授業・・・だな。授業・・・カイト君勝負の件考えといてくれ」


「あ、はい・・・わかりました」


「ではカイトさんいきましょうか」


「経験地かせいでこいよ~」フェリスが笑顔で手をふっていた



しばらく歩いてアリエスが口を開いた


「カイトさんフェリス先生の勝負やら試合やらは真に受けないように」


「そうだぜ、あの人は試合・勝負という名の遊びが大好きな人なんだ」


「カイト君がどうなっても私の治癒魔法でなおしてあげるね。蘇生はできないけど~」


「え、そんな危険人物なんだ」


「誘いをうけたが最後・・・死にはしないだろうが技の見せ合いを強制させられる」ジラートが遠い目をした


「ジラートの場合下心で勝負うけてそう」


「ジラート君のお師匠なんだって~」


「そうなのか・・・って、ええ!?」


「ふざけてるけど、マジであの人強いから」


「次の授業が今日最後の授業のはずですわ」


「初日なのに大変だよね~」


「さっさと移動しようぜ」


ジラートに続いてカイト・アリエス・エレミアは廊下を歩いていくのだった

まとまってないですが、とりあえず投稿

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