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鏡花水月~星に乗せる恋の歌~  作者: エデンの守護者
第一章 朋也&奏 編
1/5

1話『過去の約束、今の願い』①

全力小説第二段。

今回は、長編小説ですよ~


7月7日、世間でいう七夕の日。

子供たちは村を回り、お菓子をもらいに行っている。

しかし俺は、七夕を回ったことがない。

別にひねくれていたわけではなく、

母親の友達の娘が毎年その日に来ていたのだ。

俺はずっと、その子と朝から晩まで遊んでいた。

母さんにつれまわしすぎて、怒られもした。

村から離れて、警察沙汰にもなったこともある。

でも、彼女は今でも毎年この村に来ている。

彼女のことはあまり知らない。

知っているのは、名前と年齢、都会から来ているということだけ。

彼女から、自分のことを話すことはないが、

俺が聞くこともない。暗黙のルール。

俺が13歳のとき、彼女とある約束をした。

「私が18歳になったとき、すべてを話す。」と

そして「そのとき言った、私の言うことは必ず聞いて」と

彼女がこの約束を覚えているということは、断言できない。

でも、俺はこの年、彼女が18になる今年をずっと待っていた。


今日、7月7日。

18歳の彼女が、この村にやってくる。

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